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墜落したアパッチ・ロングボウ(AH-64D)の裏事情〜部品調達が困難…❓

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佐賀県神埼市の住宅に落ちた
陸上自衛隊のAH64D(アパッチ・ロングボウ)戦闘ヘリコプターの墜落事故。

4枚の羽根をつなぐ部品メインローターのヘッドを
初めて交換して、メインローターが上空でばらばらになったのだとか。

ボーイング社が新しい機種を開発したことによって、
古い機種となったアパッチ・ロングボウの部品調達が困難になっていた?
製造する富士重工と国との間にトラブルがあったようです。
ひょっとして、これと何か関係するのでしょうか❓❓❓

_________________⬇︎___________________⬇︎_________

2015.12.31 関 賢太郎(航空軍事評論家)
https://trafficnews.jp/post/47394/

世界最強の戦闘ヘリのひとつ、「アパッチ・ロングボウ」。
しかし陸自への導入は当初予定の62機から13機へ減らされ、
これにより製造する富士重工へ351億円を支払わねばならなくなりました。
そのような事態に、なぜ至ったのでしょうか。そこには“世界最強”ながら
“使えない”という背景があります。


初期投資が回収不能になった富士重工

2015年12月、富士重工が国を相手取り351億円の支払いを求めた訴訟において、
最高裁判所は富士重工側の訴えを全面的に認め、
国に対し全額の支払いを命じる判決が確定しました。

この裁判は、陸上自衛隊の戦闘ヘリコプターAH-64D「アパッチ・ロングボウ」の
調達が当初予定の62機ではなく13機で打ち切られたため、
それを製造する富士重工が、機体の価格に上乗せして請求する予定であった
生産ラインの立ち上げといった初期投資分の費用について、
回収不能になってしまったことに端を発します。

裁判の是非についてはおくとして、
国側が「アパッチ・ロングボウ」の調達を打ち切ったそもそもの理由は、
開発元のボーイング社において
新しいAH-64E「アパッチ・ガーディアン」の生産が始まり、
自衛隊が調達中だった「アパッチ・ロングボウ」の部品を調達することが
困難になる恐れがあったため、とされています。

しかし「アパッチ・ガーディアン」(当時は「アパッチ・ロングボウ ブロックIII」と呼称)は、防衛省が「アパッチ・ロングボウ」の調達を行う何年も前から開発が進んでおり、
防衛省はそれを承知で「アパッチ・ロングボウ」の調達を開始しました。
従って、かなり苦しい言い訳であるといわざるを得ないでしょう。

実はこれ、“表向きの理由”に過ぎません。
調達が打ち切られた真の理由は、
「『アパッチ・ロングボウ』のコストパフォーマンスがあまりにも低い」ことにあります。
端的にいえば、お役所である以上「使えないものを調達してしまった」とは
言えないがための“こじつけ”と見ることもできるでしょう。





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