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【最新・上昌広x小野昌弘】五輪・新型コロナの感染拡大を防げ!

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五輪・新型コロナの感染拡大を防げ! 上昌広x小野昌弘 7/23

小野昌弘先生(インペリアルカレッジロンドン)
「コロナ変異株・ワクチン・免疫についてのアップデートならびに英国の現状報告」

アルファ:英国株
ベータ:南ア株
ガンマ:ブラジル株
デルタ:インド株

●デルタの感染力は強い
デルタ株は感染性が従来株(武漢型)の2倍
従来株のR(1人の感染者がうつす人数)=2.5
デルタ株はR=6(程度)
デルタ株に対するワクチン(2回)の感染防御率は85%

●ワクチンだけでは自然収束(集団免疫)は望めない
自然感染(自然にコロナ感染)してできた中和抗体は12ヶ月後には減弱し
ベータ、デルタには効果がほとんどない。
自然感染+ワクチン接種でもベータ、デルタには効果が弱い。
ベータ株、デルタ株はファイザー、アストラゼネカ共に効果は、アルファに対してよりも弱い。

●自国に存在しない変異株の流入はリスク
英国ではデルタ株が殆どを占めている。ベータが流行している地域は危険国指定をし、フランスもそれに入れようという動きがある。
英国では21年3月にインドのデルタ(B1.617.2)大流行があり、英国には旅行客が3月半ばから4、500~1000以上のデルタ株感染を起こし、これが軌道にのって拡大し5月6月でデルタが支配した。
英国は4/23インドを危険国指定、5/7デルタ(B1.617.2)VOC(懸念すべき変異株)指定。対応が遅かった。

●ブラジルの衝撃!集団免疫樹立を喜んでいたが…
ロックダウン解除、選挙、P1の大流行


●ワクチンの治療効果が減弱
アルファ(英国型)に比べ、ベータ(南ア)ガンマ(ブラジル)デルタ(インド)はワクチン治療効果が落ちる。感染力が強い。



英国は、まだ軌道にのっていないベータ、ガンマの流行を懸念している。

●社会全体での流行抑制が必要
「変異株のゆりかご」を作らないようにする事が、個々の国の目標であり、世界的な目標。

●合併症
若い人でもいったん重症化すると、合併症を併発する率は高齢者と変わらない。

●英国がワクチン接種がスムーズだった理由は
専門家会議が医学的優先のみに基づいて接種の順番を決め、
政府がこの順番を崩さなかった。 ※日本では優先的接種論があった(国会議員、自衛隊、教員、感染拡大都市など)


●ワクチンは80代以上では免疫効果が低い
80代以上の人は、ワクチンによってできたウイルスに対する中和抗体のでき方は若い人に比べ減弱。
従来株もだが、変異株アルファ、ガンマ、ベータでは抗体はより弱い。
80代以上の人は、コロナのSタンパクに対するT細胞の反応もワクチン1回では接種していない人とほぼ同じまで落ちている。2回接種が必要だがそれでも減弱の可能性がある。(ファイザー調べ)
英国政府は、秋から冬にかけて、コロナワクチンの3回目接種計画している。

●英国は封鎖解除(7/19〜)
ソーシャルディスタンスなどの生活制限をほぼ撤廃。
8月中からはワクチン接種済みの人は濃厚接触者に指定せず隔離もしない。

●英国の封鎖解除後に予想される問題点
青年(ワクチン非接種)の重症化死亡者が増える。
〜重症化した場合の合併症は若者でも多い。
〜コロナ後遺症(Long Covid)。
小児も稀に重症化する。川崎病様の問題が冬に大きくなったが夏もあり得る。
(ワクチン接種は12歳以上)
若者の間で感染拡大すると高齢者、免疫不全、糖尿病などのコロナ患者への感染も広がる。

●五輪 国際的意識調査
韓国、日本、英国、圧倒的に開催に反対。
五輪への関心度は、韓国、フランス、日本、ドイツ、英国などでは殆ど関心がない。

ーー

上昌広先生

ワクチンで失敗した米メルクが経口型治療薬を開発している。
ロッシュが追いかけており、この2社が作っている。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODB264CL0W1A320C2000000/

重症化治療は、ステロイドの評価が固まり、
レムデシブルは今一だという評価になっている。

回復者血漿療法や、
抗体カクテル療法はまだ混沌としている。

早ければ秋、少なくとも年内に
メルクの経口新薬が開く。
メルクの経口治療薬ができてワクチンができれば
かなり見通しは明るくなる。

米メルク、9月にも大規模治験 「経口型」のコロナ治療薬
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62192650R00C20A8I00000/

イベルメクチンについては、あまり効くと思っている人はいないと思う。
ほとんど切れている。
「製薬会社が儲からないからやりたくない」という話があるが、
ネイチャーの編集部にいるAndy Crumpが沢山記事を書いて知名度を上げるPRをやっているというのは有名な話。
メルクは悪の帝国だから、メルクの名はなるべく出さない様にしたいと、
Andy氏らがやったという話。
https://www.nature.com/articles/ja201711
メルクが本気だったら、さすがにやっていると思う。

RCT(ランダム化比較試験)でネガティブ、メタ解析でネガティブが出ていて…
※音声不良 聞き取り不能

医者が自分の患者に使うのはとても良いと思う。
しかし、有効かどうかはかなり否定的に見られていると思う。






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