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【G2P-Japan】マジでヤバいBA.2.86(ピロラ)に関する世界初「査読済論文」

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佐藤佳先生らのG2P-Japan🇯🇵が、BA.2.86に関する"世界初"の「査読済論文」を発表‼️

ヤバいって本当に。

covSPECTRUM でシークエンスみると、今日時点で、BA.2.86株は、東京と栃木に一人づつ。
実際は、だいぶん広がっているんだろうな。


covSPECTRUM
https://cov-spectrum.org/explore/Japan/AllSamples/from%3D2023-03-13%26to%3D2023-09-19/variants?nextcladePangoLineage=BA.2.86&


佐藤佳教授の週刊プレイボーイ連載から抜粋。

https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2023/08/26/120461/
”「今回見つかったBA.2.86は、従来の株に対してものすごい数の変異があることが確認されていて、世界中のウイルス学者や専門家が最も注視している変異株だといっていいでしょう。今の空気感は、日本でも2022年初頭に『第6波』をもたらして大流行したオミクロン株出現のときに近い感じがします。
BA.2.86は、名前からも想像できるようにオミクロンBA.2の子孫なのですが、驚くべきはその変異の多さです。元になったBA.2に比べ、BA.2.86は、ヒトの細胞に侵入するために使う『鍵』の役割を果たすスパイクたんぱく質で33ヵ所、スパイクたんぱく質以外の部分で12ヵ所と、ゲノム配列全体で計45ヵ所もの遺伝子が変異しています。
これほど多くの変異を持つ変異株の出現は、2021年の11月に南アフリカで最初に確認されたオミクロン株以来のことです。変異の数が多ければ、伝播力、感染力、病原性など、ウイルスの性質が大きく変わっている可能性があります。
またBA.2.86に感染した人が、すでに複数の国で確認されたということは、もはやこのウイルスが世界各地へ広がっているのは間違いない。そのため、WHOを含め、多くの専門家がこの変異株を警戒しているのです」(佐藤教授)”

”「新型コロナウイルスの変異は絶え間なく続いていますが、いわゆる『5類移行』後、空港での検疫も含めて国内の監視体制も大幅に緩められ、今では変異株を特定するゲノム解析の件数もピーク時の20分の1以下に減っている。これでは新たな変異株の出現や流行を素早く察知することができません」(佐藤教授)”


https://wpb.shueisha.co.jp/news/technology/2023/09/18/120649/
” これからもしばらくはXBB系統の連続進化が続くことが想定され、だからこそXBB.1.5の単価ワクチンの接種が始まるわけであるが、BA.2.86はXBBの子孫ではない。名前の通り、BA.2.86はBA.2の子孫であり、XBB系統とはほとんど他人のような関係にある。「他人のような株が突如出現する」という進化イベントは、第2話の「前編」で説明したような、アルファ株の出現、デルタ株の出現、そして、オミクロン株の出現に近いビッグイベントといえる。”

”2021年末には、ワクチンの2回接種で獲得した中和抗体がまったく効かないオミクロン株(BA.1)が出現した。2022年末には、どんな中和抗体もほぼ効かないXBB系統が出現した。
まだ2度だけなので、同じことを繰り返すのか、どうなるのかはもちろんわからないが、「年末」には、新型コロナの進化におけるビッグイベントが起きやすい傾向にあるように思っている。BA.2.86の出現がそれに該当するのか、それともさらなるイベントが起きるのか。今年の年末は、果たして......。”




佐藤佳教授の週プレ連載は必読‼️


オミクロン株出現以来の大進化! 
コロナの新しい変異株「BA.2.86」はマジでヤバい!?

週刊プレイボーイ 2023年08月26日
取材・文/川喜田 研 イラスト/PIXTA

https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2023/08/26/120461/


ウイルス学者たちの奮闘からロン毛パーマの秘密まで
【「新型コロナウイルス学者」の平凡な日常】

週刊プレイボーイ 2023年09月09日
文/佐藤 佳 撮影/村上宗一郎(佐藤氏)

https://wpb.shueisha.co.jp/news/technology/2023/09/09/120492/#gallery-item-1

ふたつの変異をニコイチで獲得した巧みなウイルス。
新型コロナの「進化」の変遷(前編)
【「新型コロナウイルス学者」の平凡な日常】

週刊プレイボーイ 2023年09月16日
文/佐藤 佳 イラスト/PIXTA

https://wpb.shueisha.co.jp/news/technology/2023/09/16/120497/

ツギハギな変異株「XBB」の出現。
新型コロナの「進化」の変遷(中編)
【「新型コロナウイルス学者」の平凡な日常】

週刊プレイボーイ 2023年09月17日
文/佐藤 佳 イラスト/PIXTA

https://wpb.shueisha.co.jp/news/technology/2023/09/17/120499/

30以上もの変異を一挙に獲得した想定外の変異株。
新型コロナの「進化」の変遷(後編)
【新型コロナウイルス学者の平凡な日常】

週刊プレイボーイ 2023年09月18日
文/佐藤 佳 イラスト/PIXTA

https://wpb.shueisha.co.jp/news/technology/2023/09/18/120649/




ーーーーーーーーーーーーー


佐藤佳教授 スレ 画像はコチラから
https://twitter.com/SystemsVirology/status/1703920101517676750


The Sato Lab (Kei Sato)@SystemsVirology
#拡散希望 速報🔔 G2P-Japan🇯🇵の論文第28弾「BA.2.86株の適応力、感染性、免疫抵抗性の評価」を、Lancet Infectious Diseases
@TheLancetInfDis
に発表しました。本研究では、世界で話題の #オミクロン BA.2.86(俗称 #ピロラ)のいくつかの特性を解明・速報しました。1/
thelancet.com
Transmissibility, infectivity, and immune evasion of the SARS-CoV-2 BA.2.86 variant
In September, 2023, the SARS-CoV-2 XBB descendants, such as XBB.1.5 and EG.5.1 (originally XBB.1.9.2.5.1), are the predominant variants circulating worldwide.1 Unexpectedly, however, a lineage...
午前8:53 · 2023年9月19日 2.1万件の表示

https://www.thelancet.com/journals/laninf/article/PIIS1473-3099(23)00575-3/fulltext



The Sato Lab (Kei Sato)@SystemsVirology
ちなみに、BA.2.86はこんな変異を持っている変異株です↓
(@jQcWWnq98LPRw5Z
さん、プレプリント公開時点でご指摘ありがとうございました🙇‍♂️ ご指摘の通りでした。訂正しています!)2/
https://x.com/jQcWWnq98LPRw5Z/status/1699738031765492151?s=20
画像
午前8:53 · 2023年9月19日



The Sato Lab (Kei Sato)@SystemsVirology
日本ではなぜかなかなか報道されないBA.2.86株ですが、この株についてわかっていることについては、佐藤の連載コラム
@shupure_news
でも解説しています👙↓ 3/
https://x.com/SystemsVirology/status/1703566467617399290?s=20
午前8:53 · 2023年9月19日



The Sato Lab (Kei Sato)@SystemsVirology
以下、解析結果の紹介です。
1⃣適応力(伝播力):
まだ報告数が少ないので推定の不確実性は大きいですが、
@jampei2
による🇩🇰のデータを用いた解析の結果、BA.2.86の適応力は、XBB.1.5よりも高く、EG.5.1と同等か、それよりも高い可能性が示唆されました。4/



The Sato Lab (Kei Sato)@SystemsVirology
2⃣感染性:
シュードウイルスの感染力価を測定した結果、BA.2.86の感染力価は、EG.5.1よりもかなり低く(1/20くらい)、その親株であるBA.2とほぼ同等でした。5/
画像



The Sato Lab (Kei Sato)@SystemsVirology
3⃣免疫抵抗性:
まず、単価ワクチンの3回接種、4回接種、BA.1の2価ワクチン接種、BA.5の2価ワクチン接種、どのワクチンで誘導された中和抗体も、BA.2.86にはほとんど効果を示しませんでした(ちなみにこれらは、EG.5.1にも効果なし)。6/
画像



The Sato Lab (Kei Sato)@SystemsVirology
先行研究(G2P-Japan第9弾↓)で示している通り、BA.2.86の親株であるBA.2には、Bebtelovimab、Sotrovimab、Cilgavimabの3つの治療用中和抗体は効果を示していました。しかし、これらの抗体は、BA.2.86には効きませんでした。7/
https://x.com/SystemsVirology/status/1535087202304425985?s=20



The Sato Lab (Kei Sato)@SystemsVirology
そして、XBBブレイクスルー感染の血清も、BA.2.86にはほとんど効果を示しませんでした。特筆すべきは、我々の解析では、BA.2.86はEG.5.1よりも1.6倍の抵抗性を示したことです。8/
画像



The Sato Lab (Kei Sato)@SystemsVirology
以上の結果から、BA.2.86が注視すべき特性を秘めた変異株であることは間違いがなさそうです。ちなみにこれは、我々の把握するかぎり、BA.2.86に関する"世界初"の「査読済論文」になるかと思います。
そして本研究は、🇮🇩と🇬🇧からインターンで当ラボに来ていたOliviaとYoonjinが大活躍でした🌊!! 9/9







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