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【シーモア・ハーシュのスクープ】米国はいかにしてノルドストリーム・パイプラインを破壊したのか?

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【関連記事】
【バイデン政権・ヌーランドの失言】ノルドストリーム2が ”海の底の金属の巨塊” になって嬉しい
2023年02月03日(金)



President Biden on Nord Stream 2 Pipeline if Russia Invades Ukraine: "We will bring an end to it." 2022/02/08 #cspan

During a joint news conference with German Chancellor Olaf Scholz, President Biden is asked about the Nord Stream 2 pipeline.
"If Russia invades, that means tanks or troops crossing the border of Ukraine again, then there will be no longer a Nord Stream 2. We will bring an end to it."
When asked how, the president says, "I promise you, we will be able do that."

ドイツのオラフ・ショルツ首相との共同記者会見で、バイデン大統領はNord Stream 2パイプラインについて質問されている。
「もしロシアが侵攻してきたら、つまり戦車や軍隊が再びウクライナの国境を越えてきたら、もうNord Stream 2は存在しないことになる。我々はそれに終止符を打つだろう。」
その方法を聞かれた大統領は、「我々はそうすることができるでしょう。お約束する。」と答えている。


  


「ノルドストリーム爆破に米国関与」…
米ジャーナリストが暴露
2/10(金) 7:09配信
ハンギョレ新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3e21f42549945889f735ecab25dd744e099870e
著名なジャーナリストのハーシュ氏、「米海軍のダイバーが爆弾を設置 2022年6月に爆弾を設置し、9月に爆破」 米国防総省は直ちに否定、ロシアは説明を要求

 昨年9月にロシアとドイツを結ぶ海底パイプライン「ノルドストリーム」が爆破されたのは「米国の工作」によるものだという米国の調査報道ジャーナリストの主張が出た。だが、米国政府は「関与していない」とこれを否定した。

 外交・安全保障分野の調査報道でピューリッツァー賞などを受賞した米国のジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏(85)は8日(現地時間)、匿名の消息筋の話として、自身のブログに米海軍の潜水士たちがバルト海を通過するパイプライン「ノルドストリーム」に爆弾を装着して爆破したと書いた。ハーシュ氏は「この工作計画を直接知っている消息筋によると、昨年6月、海軍の潜水士たちが『バルチック作戦22』(ベルトップス22)というNATOの合同訓練の隠蔽の下、遠隔作動爆弾を設置し、3カ月後に4つのノルドストリーム1・2のパイプラインのうち3つを爆破した」と主張した。また、議会に報告義務のないパナマシティ駐留米海軍の「ダイビング救助センター」の「熟練の深海潜水士たち」が動員され、C4爆弾を設置したと主張した。

 ハーシュ氏の主張によると、2021年12月ジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)が米軍合同参謀本部や中央情報局(CIA)などの関係者を招集した会議で、当時高まっていたロシアのウクライナ侵攻の可能性に関する対策を協議し、この工作が決まった。その後、ウィリアム・バーンズCIA長官が海軍潜水士を含む工作計画を作ったという。ハーシュ氏は「この過程を直接知っている消息筋によれば、サリバン補佐官がこのグループにノルドストリーム破壊計画の作成を依頼し、彼が大統領の意中を伝えていたことは、出席者たちにとって明らかだった」と主張した。

 工作チームは昨年初め、「パイプラインを吹き飛ばす方法がある」と報告した。昨年2月7日ジョー・バイデン大統領が「もしロシアがウクライナに侵攻すれば、ノルドストリーム2はもう存在しなくなるだろう」とし、「我々はそれを終わらせる」と述べた。同年2月24日、ロシアはウクライナに侵攻した。

 ノルウェー海軍の支援を受けた工作チームは、水深が浅く工作が容易なバルト海にあるデンマークの島ボルンホルム付近を通過するパイプラインに狙いを定めた。NATOの合同海軍訓練である「バルチック作戦22」が開かれる6月、潜水士たちは48時間タイマーが装着されたC4爆弾を設置した。だが、土壇場でホワイトハウスから爆破延期指令が出された。3カ月後の9月28日、ノルウェーのP8哨戒機が水中音波探知機のブイを工作地点に投下して爆弾を作動させ、1時間後に爆破が起きたという。

 ハーシュ氏は、米政府関係者たちは以前から、ノルドストリームを欧州のロシア依存を強める一方で米国の影響力を低下させるプロジェクトとみなしていたが、ウクライナ戦争が勃発したことを受け、工作を敢行したと主張した。

 米国とNATOはこの事件を「サボタージュ行為」と規定した。スウェーデンとデンマークの調査官もパイプラインの破裂は「サボタージュの結果」だと結論付けたが、誰の責任なのかは明らかにできなかった。西側ではロシアの自作自演、ロシア側では英国の工作だという主張も出た。

 米国防総省のギャロン・ガン報道官は声明を発表し「米国はノルドストリームの爆破に関与していない」と否定した。ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は自身のテレグラムのポストに「米国は(これについて)説明すべきた」とし、ロシアは米国とNATOが爆破に関与したと信じていることを繰り返し表明してきたと書いた。元ニューヨーク・タイムズ記者のハーシュ氏は、ベトナム戦争当時、米軍によるソンミ村(ミライ集落)虐殺などを報道し、ピューリッツァー賞を受賞した著名な調査報道ジャーナリストだ。

チョン・ウィギル先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )




How America Took Out The Nord Stream Pipeline
The New York Times called it a “mystery,” but the United States executed a covert sea operation that was kept secret—until now
*Seymour Hersh

Feb 8
https://seymourhersh.substack.com/p/how-america-took-out-the-nord-stream
(冒頭部のみ抜粋)
The U.S. *Navy’s Diving and Salvage Center can be found in a location as obscure as its name—down what was once a country lane in rural Panama City, a now-booming resort city in the southwestern panhandle of Florida, 70 miles south of the Alabama border. The center’s complex is as nondescript as its location—a drab concrete post-World War II structure that has the look of a vocational high school on the west side of Chicago. A coin-operated laundromat and a dance school are across what is now a four-lane road.

The center has been training highly skilled deep-water divers for decades who, once assigned to American military units worldwide, are capable of technical diving to do the good—using C4 explosives to clear harbors and beaches of debris and unexploded ordinance—as well as the bad, like blowing up foreign oil rigs, fouling intake valves for undersea power plants, destroying locks on crucial shipping canals. The Panama City center, which boasts the second largest indoor pool in America, was the perfect place to recruit the best, and most taciturn, graduates of the diving school who successfully did last summer what they had been authorized to do 260 feet under the surface of the Baltic Sea.

Last June, the Navy divers, operating under the cover of a widely publicized mid-summer NATO exercise known as BALTOPS 22, planted the remotely triggered explosives that, three months later, destroyed three of the four Nord Stream pipelines, according to a source with direct knowledge of the operational planning. (以下略)

*Seymour Hersh
https://ja.wikipedia.org/wiki/シーモア・ハーシュ
(1937年4月8日 - )アメリカ合衆国シカゴ生まれの調査報道記者。
フリーランスの記者としてのデビューは1969年、ベトナム戦争中のウィリアム・カリー中尉によるソンミ村虐殺事件の暴露であった。当時「ディスパッチ・ニュース・サービス」という小さな個人通信社の記者であった彼は、借金をしながら証言者を求め全米を廻って記事を書いた。『ザ・ニューヨーカー』に掲載されたこの記事で、1970年度ピューリッツァー賞を受賞。
その後ニューヨーク・タイムズ紙の特別記者(イジドール・ファインスタイン・ストーン同様、記事のノルマがない)として採用され、数々の大記事をスクープし、21世紀に入っても活動している。(以下のスクープには、NYタイムズ時代で無いものを含む)

*The Naval Diving and Salvage Center
https://www.netc.navy.mil/NDSTC/



(冒頭部分のみ翻訳)
 ↪︎
アメリカはいかにしてノルドストリーム・パイプラインを破壊したのか?
ニューヨーク・タイムズ紙は「ミステリー」と呼んだが、米国は今まで秘密にされていた海上作戦を実行した。

シーモア・ハーシュ
2月8日
(冒頭部のみ抜粋)
米海軍の潜水救助センターは、フロリダ州南西部のパンハンドルに位置し、アラバマ州との州境から南に70マイル離れたパナマシティの田舎町にある、かつての田舎道を下ったところにその名前と同じくらいわかりにくい場所にある。第二次世界大戦後に建てられたコンクリート造りの無骨な建物は、シカゴの西部にある職業高校のような外観をしている。コインランドリーやダンススクールも、今は4車線の道路を挟んで建っている。

このセンターは何十年もの間、高度な技術を持つ深海潜水士を養成してきた。かつて世界中の米軍部隊に配属され、C4爆薬を使用して港や海岸の瓦礫や不発弾を除去するという善行も、外国の石油掘削施設を爆破する、海底発電所の吸気バルブを汚染する、重要な輸送管の鍵を破壊するなどの悪行を行う技術潜水も可能である。パナマシティのセンターは、アメリカで2番目に大きい屋内プールを誇り、昨年の夏、バルト海の水面下260フィートで任務を遂行した潜水学校の優秀で最も寡黙な卒業生を採用するには最適の場所であった。

作戦計画を直接知る関係者によれば、昨年6月、海軍の潜水士たちは、BALTOPS 22として広く知られる真夏のNATO演習を隠れ蓑にして、遠隔操作による爆発物を仕掛け、3カ月後に4本のノルドストリーム・パイプラインのうち3本を破壊したという。(以下略)



U.S. : White House rejects Seymour Hersh report | Latest News | WION |

米国ホワイトハウスは、昨年のガスパイプライン「ノルドストリーム」の破壊工作の背後に米国が存在したという、ベテラン調査ジャーナリスト、シーモア・ハーシュの新しい報告書を全面的に否定しました。


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