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【映画『教育と愛国』①】斉加尚代・監督 vs 橋下徹/教育公務員は教育を通じて国民全体に奉仕する

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映画『教育と愛国』
斉加尚代・監督作

映画『教育と愛国』が、5月13日から全国で公開されている。
 ※映画『教育と愛国』HPhttps://www.mbs.jp/kyoiku-aikoku/

監督は、大阪「毎日放送」(MBS)のディレクター、斉加 尚代(さいか ひさよ)氏である。プロデューサーを務めたのは、斉加の上司・澤田隆三氏だ。

この映画は、2017年7月に放送されたMBSのドキュメンタリー番組『映像'17 教育と愛国―教科書でいま何が起きているのか』に最新取材を加えて映画化したものだ。

このドキュメンタリー番組『映像'17 教育と愛国―教科書でいま何が起きているのか』(2017年7月)は、20年以上にわたって取材を続けていた教育現場が、政治によって圧迫され、疲弊していく姿に、かつてなかったほどの危機感を覚えて撮ったものだ。
このドキュメンタリー番組は、第55回ギャラクシー賞テレビ部門大賞を受賞している。
また、第38回「地方の時代」映像祭優秀賞 放送ウーマン賞も受賞。
そして、さらに5年に及ぶ追加取材を重ね、最新映像を加えたのが、映画『教育と愛国』である。



橋下徹 vs 斉加尚代(MBS記者として)
君が代斉唱・口元チェック問題 

斉加 尚代監督は、2015年からMBSのドキュメンタリー担当ディレクターであるが、
2012年5月8日、 当時 MBS報道局記者だった斉加氏は、橋下徹・大阪市長(就任期間:2011年12月19日 - 2015年12月18日)の囲み会見の席で、大阪の公立学校での日の丸掲揚と君が代斉唱問題について、橋下氏と大バトルを繰り広げた記者である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/国旗国歌条例

2012年3月、府立和泉高校の卒業式で、中原徹校長が教頭らに指示し、「君が代斉唱」教職員の口の動きチェックしていた。
斉加氏は、アンケートでは多くの校長がこれを”やりすぎだ”と答えていた件で、橋下当時市長に意見を求めた。
しかし、橋下氏は「起立斉唱命令は誰が誰に対して出したものか?(答え:教育委員会から教職員に出されている)」と逆質問し続け「勉強不足」と面罵した。

中原校長は、橋下市長の友人で弁護士。橋下市長の府知事時代に民間人校長として就任したのである。
さらに、中原氏は、2013年4月1日、大阪府教育長に就任する。
そして、中原氏は教育長として2013年9月4日付の通知で、国歌斉唱時に口の動きをチェックする規定を設けた。
この規定は2014年3月に削除された。
中原氏は、教育委員と職員など部下へのパワハラ問題で、2015年3月11日に辞職した。

元々、橋下氏は知事時代(在任期間:2008年2月6日 - 2011年10月31日)府の当該条例案の成立を目指しているとき、2011年5月の記者会見で、不起立を繰り返した教員の学校名と実名の公表を検討する考え、起立を拒む教員の処分などのルールを定める条例案を提出する方針であることを示していた。
 http://www.asahi.com/special/08002/OSK201105180121.html

国旗国歌条例
・2011年6月3日 
「大阪府の施設における国旗の掲揚及び教職員による国歌の斉唱に関する条例」が成立。
 ※大阪府知事 橋下徹(2008年2月6日 - 2011年10月31日)
・2012年2月28日 
「大阪市の施設における国旗の掲揚及び教職員による国歌の斉唱に関する条例」が成立。
 ※大阪市長 橋下徹(2011年12月19日~2014年2月26日)




斉加氏の最後の質問
「子供たちに、卒業式入学式で君が代を先生が歌わなければいけないのは、どういう理由かということを子供たちに分かるように教えていただけますか?」

最終的な橋下氏の答え
彼らは(教員は)公務員なんだから。彼らは。
公務員で、日本のために、国家から税金をもらって、日本の国家のために仕事をしてるんだから、吉所、吉所の式典で国歌を歌うなんて当たり前じゃないですか。


国家のために❓そうだろうか❓
教育公務員は、「教育を通じて国民全体に奉仕する」ことが職務である。
(教育公務員特例法 第一条)https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=324AC0000000001

ちなみに国家公務員も、
「国民に対し、公務の民主的且つ能率的な運営を保障することを目的とする」
(国家公務員法第一条)https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000120

「ぼくの契約相手は国民です」という信条をよく語っていたという、森友問題で公文書改竄を強いられて自死した赤木俊夫さんは、いかにも法を理解し、国民と共にある国家公務員の鑑である。

一方で、まったく法を理解していない特別職の国家公務員である国会議員もいる。

2010年2月2日「頑張れ日本 全国行動委員会」結成集会
15:17~ 安倍晋三の基調講演

安倍「あの本会議で、鳩山さんは、"命を守りたい"と言っていましたね。
   医者じゃないんですから。
   総理大臣なんですから、 "国を守るんですよ"、
   総理大臣の仕事は! 皆さんそうじゃないですか!」
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12128095780.html


《関連記事》
2022年02月12日(土)【橋下徹の『我が闘争』】
重要なのは独裁。独裁と言われるぐらいの力だ!権限、力、金をむしり取る。
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12726502755.html
2022年05月13日(金)【前川喜平〜戦中日本は巨大なカルト教団…復活を危惧】
参政党・神谷宗幣✖️安倍晋三の「カルト教育」
2018年06月24日(日)【教育と愛国】
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12742012019.html
洗脳された子供がもう18才 /安倍政権下の“苦痛な仕事” 前川喜平インタビュー
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12385908457.html

映画『教育と愛国』が問う「政治に介入・圧迫される教育現場」の危機的状況
教科書で“いま”何が起きているのか
2022.05.12 現代ビジネス
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/95167?imp=0



『教育と愛国』予告編

MBSで放送され2017年度ギャラクシー賞・大賞を受賞したドキュメンタリーを最新取材を加えて映画化
『教育と愛国』予告編【2022年5月13日公開】 2022/03/22


2022年5月13日(金)よりシネ・リーブル池袋、アップリンク吉祥寺ほかにて公開。5月14日(土)より大阪・第七劇術劇場、ほか全国順次公開。

ひとりの記者が見続けた“教育現場”に迫る危機
教科書で”いま”何が起きているのか?

 いま、政治と教育の距離がどんどん近くなっている。軍国主義へと流れた戦前の反省から、戦後の教育は政治と常に一線を画してきたが、昨今この流れは大きく変わりつつある。 2006年に第一次安倍政権下で教育基本法が改正され、「愛国心」が戦後初めて盛り込まれた。以降「教育改革」「教育再生」の名のもとに、目に見えない力を増していく教科書検定制度。

 「日本軍」慰安婦や沖縄戦を記述する教科書を採択した学校に押し寄せる大量の抗議ハガキ。政治介入ともいえる状況の中で繰り広げられる出版社と執筆者の攻防はいま現在も続く。

 本作は、歴史の記述をきっかけに倒産に追い込まれた大手教科書出版社の元編集者や、保守系の政治家が薦める教科書の執筆者などへのインタビュー、新しく採用が始まった教科書を使う学校や、慰安婦問題など加害の歴史を教える教師や研究する大学教授へのバッシング、さらには日本学術会議任命拒否問題など、大阪・毎日放送(MBS)で20年以上にわたって教育現場を取材してきた斉加尚代ディレクターが、「教育と政治」の関係を見つめながら最新の教育事情を記録した。教科書は、教育はいったい誰のものなのか……。

 2017年にMBSで放送された番組『映像‘ 17 教育と愛国~教科書でいま何が起きているのか』は、放送直後から大きな話題を呼び、その年のギャラクシー賞テレビ部門大賞、「地方の時代」映像祭では優秀賞を受賞した。

 19年に番組内容と取材ノートをまとめ書籍化 (岩波書店)。20年には座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルで上映もされた。これだけ長く注目され続けるのは、多くの人にとって教科書問題が身近であり、またこれからの社会を考えるうえで「教育と政治」の関係が重要であるという証左ではないだろうか。

 今回、いくつもの壁にぶち当たりながらも追加取材と再構成を敢行して映画化、劇場公開が実現。語りは俳優・井浦新が担当している。

監督:斉加尚代
語り:井浦 新
プロデューサー:澤田隆三、奥田信幸
撮影:北川哲也
編集:新子博行
録音・照明:小宮かづき
朗読:河本光正、関岡 香、古川圭子
タイトル・字幕:秋山美里、平 大介
音楽協力:渡邊 崇、中西美有、石上 葵、榊原 凛、 中原 実優 、 大阪音楽大学 Daion Lab
音響効果:佐藤公彦
スタジオエンジニア:湯浅絵理奈、牧野竜弥(TBSアクト)
MA :勝端順一(サウンズ・ユー)
EED :岸本元博
映像協力:TBS、琉球放送、テレビ山口、アメリカ国立公文書館管理課、 AP通信
協力:岩波書店、集英社新書
スペシャルサンクス:大島新、木村元彦、李鳳宇
製作協力・宣伝:松井寛子
宣伝アドバイザー:加瀬修一 (contrail)
宣伝美術:追川恵子
配給・宣伝:きろくびと
製作:映画「教育と愛国」製作委員会
2022年 /日本 /カラー /DCP/107分
公式サイト:mbs.jp/kyoiku aikoku
(C)2022映画「教育と愛国」製作委員会












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