皇室典範
第一章 皇位継承
第一条 皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。
第二条 皇位は、左の順序により、皇族に、これを伝える。
一 皇長子
二 皇長孫
三 その他の皇長子の子孫
四 皇次子及びその子孫
五 その他の皇子孫
六 皇兄弟及びその子孫
七 皇伯叔父及びその子孫
○2 前項各号の皇族がないときは、皇位は、それ以上で、最近親の系統の皇族に、これを伝える。
○3 前二項の場合においては、長系を先にし、同等内では、長を先にする。
第三条 皇嗣に、精神若しくは身体の不治の重患があり、又は重大な事故があるときは、皇室会議の議により、前条に定める順序に従つて、皇位継承の順序を変えることができる。
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皇室典範によると、
皇位の継承者は、「皇統に属する男系の男子」でなければならない。
とされている。
しかし、仮にであるが、
もしも、すでに即位している天皇が、
「実は、私の自己の性意識は女性である。」と主張したら、
これをどうするのか?
天皇が「本当は男子ではない」ことが発覚した場合、
生前退位できるのだろうか?
また、もしも、皇長子が、
「私の性自認は男性女性の両性である。」と主張したら、
皇位継承できないのだろうか?
もしもこのようなケースが発生したら、
この皇族は「性同一性障害」と診断され、
「精神若しくは身体の不治の重患があり、又は重大な事故がある」として
扱われるのだろうか?
性同一性障害(Gender Identity Disorder)という診断名は、
性別違和(:gender dysphoria)と改称する動きもあるようだが、
日本精神神経学会ではいまだに「性同一性障害」を使用している。
しかし、そもそも、
医学的な疾患名をつける必要があるのだろうか?
LGTBI. (lesbian, gay, bisexual, transgender,Intersex)の人々は、
病気ではない。
「精神の重患があり、重大な事故がある」のは、
LGTBIを疎外し差別する社会の方だ。
生物学的に言っても、
男系男子による「 万世一系」というのは、
笑止千万なウソである。
聖書の創世記の アダムが自分の肋骨からイブを作った
という話もウソである。
38億年前に現れた生物は、メスだった。
イブがアダムを作ったという方がむしろ正しい。
生物が出現してから最初の10億年間は、メスだけだった。
福岡伸一「できそこないの男たち」
福岡先生のメッセージ
「男よいばるな!」
「男も女も自由であれ!」
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皇室典範 〜もしも天皇がGayだったら?
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