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住民に不安を与えている「実験動物 焼却炉」…加計学園今治獣医学部にはないのでしょうか❓

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P3施設、動物実験施設のある
巨大な武田薬品の湘南研究所の近隣住民は、
P3の危険な菌のバイオハザードについての懸念もさることながら、
精神的な恐怖を伴う汚染の不安を感じていたのが、
「実験動物の焼却炉」のようです。

人間の罪深さが凝縮したような施設…
想像するだけで、身の毛がよだつような話です…

動物実験を行う大学にも「焼却炉」はつきもののようですが、
加計学園の今治 岡山理科大学 獣医学部には、
「焼却炉」はないのでしょうか…❓



武田薬品 湘南研究所
実験棟が15棟、内3棟はP3施設。動物実験棟が7棟。
実験動物を焼却する焼却炉が2基。
http://eritokyo.jp/independent/ikeda-col1023.html


武田薬品新研究所の実験動物焼却炉建設に関する陳情
<陳情の趣旨>

http://www.shounan.biz/yousei/image/Fujisawa-gikai091125.pdf
1、現在建築がすすめられている武田薬品工業(株)新研究所には実験動物焼却炉の併設が予定されています。同研 究所では、マウス、ラットなどの小動物の他、犬、猿などの大型動物が、動物実験に使用され、実験が済めば殺され、死骸は焼却炉で燃やされます。実験動物の数は、武田薬品は企業秘密と言って公表しませんが、武田の全 実験棟15棟の内7棟が動物実験棟という大規模な施設の大きさから、マウス換算で数十万匹が飼育され、また、 1日1.8tという焼却炉の能力からして焼却される実験動物の数もマウス換算で1日数万匹にも上るものと推定されます。
2、かかる大規模な動物実験焼却炉であるにも拘わらず、同焼却炉建設予定場所は、隣接地の境界より20数m 位しか離れておりません。同焼却炉で焼却される実験動物は、病原菌や病原体が接種され、様々な創薬薬物や RI 放射性物質が注入され、焼却後も排出される煤煙にはダイオキシンや有害な化学薬品、放射性物質が含まれ、更に悪臭が地域に蒔き散らされます。かかる実験動物焼却炉の悪臭や煤煙による近接する民家、病院、学校、福祉 施設にあたえる健康上の被害、精神的ストレスは多大なものがあり、住民らは平穏に暮らせなくなる不安でいっ ぱいです。このような環境の悪化は、住民にたいする重大な人権侵害と言わなければなりません。
3、武田薬品は、実験動物焼却炉は一般ごみ焼却炉と同じであるとして、住民の苦情を聞き入れようとしていま せん。しかし、実験動物の死骸は一般廃棄物焼却場の法令が想定するごみとは異なります。国には動物死骸の焼 却場所を定めた化製場等に関する法律があり、神奈川県には条例、藤沢市には同法律の施行細則があり、鎌倉市 には動物霊園の指導要綱があり、焼却場所の立地条件や炉の構造等が定められています。一般ごみ焼却炉と異な る実験動物焼却炉は、公衆安全上からも、このような動物焼却の法令等に準じて処置されるべきです。人間の健康 維持の為に犠牲となる大量の実験動物が、用済みとなれば命を絶たれ、多くの人の目にふれる場所で、それと分か る煙と臭いを出しながら、ごみとして燃やされ、捨てられる一連の事態に、心を痛めない者はおりません。
4、これらの法律、条例、指導要綱では、公衆衛生上の観点から動物焼却炉を設置すべきではない場所として、 ・人家が密集している場所
・学校、病院その他これに類する施設から300m以内の場所 ・鉄道、国道、県道その他交通の頻繁な公道から300m以内の場所 等々が上げられ、「人目に触れにくい場所で、付近の住民に生活環境への影響を与えないような場所に設置する」よ う求められています。 しかるに、今回武田薬品が設置しようとしている実験動物焼却炉の建設予定場所は、隣接地との境界からわずか20 数mしか離れていない研究所敷地内にあり、法律、条例、指導要綱に照らし、実験動物の焼却炉が建てられてよい 場所ではありません。
かかる事由により、下記事項について陳情致します。
<陳情事項>
住民の生活環境並びに公衆衛生上、人口密集地に大規模な実験動物焼却炉は、法的にも不適切なので、武田薬 品工業に対し、人目につく同社研究所敷地内に於ける動物焼却炉の建設計画を見直すよう、藤沢市に行政指導を 求めて頂くこと。

2009年 11月 25日 藤沢市議会議長 山口 幸雄 殿
陳情代表者 藤沢市 小林 麻須男
陳情者 藤沢市民 10名





東北大学大学院医学系研究科
附属動物実験施設 HP

東北大学医学部附属動物実験施設の運営

http://www.ilas.med.tohoku.ac.jp/introduction/history.html
中央飼育室実験棟の運営に当たっては数々の苦労をともなった。
この間の事情を前施設長であり初代の専任教授である
信永利馬先生の記録から抜粋した
(『附属動物実験施設年報』、増刊号、昭和63年)。

「施設の特徴としては微生物学的にクリーン域、セミクリーン域、
コンベ域の3段階に明確に区分した。
クリーン域は病原体を入れてはいけないバリアシステムの区域
(出入りの厳しい区域)で、セミクリーンは実験のしやすさを考え、
管理をややゆるめにするが、病原体をの進入を極力阻止できるように
計画された区域である。
なおこの地域には封じ込め危険度1~3の感染実験域が設けられている。

コンベ域は例えばSPF化の困難なイヌやブタ等や、
またはラット、マウスも実験の種類によっては
SPF状態で飼育できない(減菌できない生物材料を接種する実験など)
動物を飼育し実験する区域である。
さらにこの域にはサル、イヌ、ネコの検疫室を設けてある。
なお環境保全のためにこの施設棟内の空気は
高性能フィルターを通じて排出され、
死体、動物飼育にともなう汚物等は棟内で
焼却するための焼却炉が設置されている。

省エネのため
(1)全熱交換器による室内の熱の再利用、
(2)夏冬の室内排気位置の高低による熱ロスの抑制、
(3)オートクレープの蒸気熱の再利用、
(4)冷凍機からの高温水の利用、を行っている。

しかしながら、1985年にはマウスを中心にした
マウスポックスの誤診騒動やHIJ等の感染病の蔓延事故が、
また1987年にはヌードマウスを中心としたMHVの蔓延事故があり、
多数の実験中の動物を処分した。
この事は施設管理の難しさと感染病の発生は
実験の大きな障害につながる事を教訓として残した。

なお時代は逆行するが、1975年~1979年には
流行性出血熱(HFRS)の流行が臨床研究棟を中心に
我が国の実験動物界としては始めて経験した。
また1977年5月16日には宮城県沖地震が発生し、
実験動物関係にもかなりの被害があったが
これらの件に関しては参考資料に譲りたい。


15. 一般実験における実験動物死体の処理
http://www.ilas.med.tohoku.ac.jp/riyou/tebiki/tebiki_tyuou.html
 1)セミクリーン域から出た死体は利用者において、ビニール袋に入れて、
   3階パスルームの死体専用フリーザーに保管する。
 2)コンベ域で出た死体は地下解剖室にある冷凍室に保管する。
 3)飼育実績がなく実験動物死体の焼却のみを施設に依頼する場合、
   焼却費を参照し、「実験動物死体焼却依頼伝票」を提出すること。
 4)袋は容易に破れにくいものを使用すること。
 5)死体の重さは1袋につき10Kgまでとする。
 6)死体は施設において焼却処分する。(原則として毎週水曜日)




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