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②タックス・イーター ~強欲病者の「譎詐百端・残酷大芝居」・・地震速報!!

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世界中探しても、
あなたほど、正確な知識と豊富な実体験をもって、
タックスヘイブンの実像を語れる者はいない――
租税専門の法学者・三木義一氏にこう言わしめた、
志賀櫻さんは、
イギリスが一番悪い!と断言しましょう」と言い切った。(*IWJインタビュー

強力な自治権をもった
世界最大のタックスヘイブン、シティ・オブ・ロンドンを国内に、
英国属領、及び、周辺にマン島、ジャージー、ガーンジーという
王室領のタックス・ヘイブンを抱え込んで
金融覇権を握っているのである。

ヤシの木の繁る島のタックスヘイブンが
タックスヘイブンになろうとしたわけではない。
英米がインフラを作ったのである。
実は、英のシティに次いで、米のマンハッタンが、
タックスヘイブンの2大チャンピオンなのだ。


(*志賀櫻・著『タックス・ヘイブン――逃げていく税金』 (岩波新書

タックスヘイブンの問題と言えば、
租税回避と思われがちであるが、
それよりも固い秘密保持法制による不透明性をついた
不正の温床になっていることの方が、
より本質的な問題なのだ。
・犯罪資金のマネーロンダリング、テロ資金への関与
・巨額投機マネーによる世界経済の大規模な破壊

世界経済は、1990年代以降、今日に至るまで、
連続的な金融・通貨危機に襲われ続けている。
これら危機の多くは、タックス・ヘイブンを舞台に、
非生産的なマネー・ゲームに狂奔するヘッジ・ファンド
その他の投機マネーが引き起こしたものである。
その淵源をさかのぼれば、
新自由主義の下で規制から解き放たれた人間の強欲がある。

経済がグローバル化しても、法律はグローバル化していない。
マネーの動きに法律が付いていけていないという現状がある。
しかも、こうした不正には、
富裕層や企業のみならず、
先進国の情報機関も関与しているのだという。



ルイス・キャロルの不思議の国のアリスの「赤の女王」は、
世界各地を植民地化し繁栄を極めた大英帝国を象徴する
ヴィクトリア女王に似せて描かれている。    挿絵・John Tenniel


そのスタイルは、まさに、この絵のように、
強欲 Greed そのもの
アングロサクソン型の資本主義である。
そもそも、資本主義というのは、金があればあるほど嬉しい、
その飽くなき欲望のために、躊躇なく富の収奪をおこなう。
人間のアニマルスピリッツです。」と志賀さんは言う。

このイギリス人の強欲のアニマルスピリッツを
明治精神に注ぎ込んだ男がいる。
明治知識人を代表する福澤諭吉は、
「イギリス人が隣国を圧制しているのが羨ましくてたまらない。」と言った。

安倍は、2013年10月、所信表明演説で、
英国人スマイルズが明治人を褒めた話を引用し、こう言った。
「明治人たちの意志の力に学び、前に進んで行くしかない。
 明治の日本人にできて、今の私たちにできないはずはありません。
 強い日本。それを創るのは、ほかの誰でもありません。私たち自身です。」

日本国内は、どうなっているのか?
志賀櫻さんが、日本の暗部に切り込む。
志賀櫻・著『タックス・イーター-消えていく税金』(岩波新書)



志賀櫻さんは、
庶民が収める税金をむさぼり食う "タックス・イーター"
その正体は、"政官業の鉄のトライアングル"の
既得権益の集団だと言う。

政治家:官僚・財界の通したい法案を作り、
    財界から政治献金を集金、集票する。
官庁:政治家に所管の事業の許認可権の法律を作って予算を通してもらい
   財界には天下りポストを用意してもらう。
業界:官庁に補助金振り分けてもらい、租税特別措置をつけてもらう。

このタックス・イーターの主な餌場は
①特別会計
②財政投融資
③租税特別措置
④国債

一般会計と別枠の政府の裏帳簿、
各省庁に流れる不透明な 特別会計が、
タックス・イーターらの最も美味しい餌場となっている。

「特別会計」については、
誰も手をつけなかったこの金の流れを追及して、
暗殺された石井紘基氏が
調査した内容を知る必要がある。

当時(一般会計:85兆円に対し、特別会計:330兆円)


石井紘基 日本病の正体 (17:45~)特別会計について

また、財政投融資は、
2003年に
財務省が郵便貯金や年金積立金などを全額預かり、
政府系金融機関や公団などの特殊法人に融資していた。
これは、経営が不透明でチェック機構がなく、
タックス・イーターが群がっていた。
天下りの温床になっているなどの批判を受け、
2001年、特殊法人は財投債(国債)を発行し、
金融市場から自主的に資金を調達することになった。
しかし、不足する資金は、特別会計からの融資などによって補われている。

そして、
特定の大企業に集中している企業優遇税制である政策減税、
租税特別措置である。
これは、減税というよりも、国からの補助金である。
そればかりではなく、
大企業は、グローバル市場に参入し無国籍化し、
税制の欠陥や抜け穴を巧みに活用して節税を行い、
時には地球的スケールでの課税逃れを行っている。
「タックスヘイブン」に逃げ込むのだ。
これが、日本の税制の空洞化、
財政赤字の原因となっている。

さらに、
国が発行する債券、国債は、
将来の世代に対して借金を負わせているということ。
タックス・イーターは、将来世代の税金まで
むさぼり食っているということになる。

さて、具体的に、
タックス・イーターは、
どれほどの強欲なアニマルか?

東日本大震災復興対策本部の後身として、
2012年に期間限定で設置された復興庁(2021年3月31日廃止予定)の
東日本大震災・復興予算は、
特別会計」として設けられた。


2012/9/9放送 NHKスペシャル - 東日本大震災「追跡 復興予算19兆円」

ナオミ・クライン・著
The Shock Doctrine――The Rise of Disaster Capitalism
(ショック・ドクトリン 惨事便乗型資本主義の正体を暴く)
』(2007年)

2007年、ベストセラーとなったこの著書によって、
「ショック・ドクトリン」という言葉は、
反グローバリゼーションの言辞として、
瞬く間に、広く知れ渡った。

この著書は、
アメリカ政府とグローバル企業が、
戦争、津波やハリケーンなどの自然災害、政変などの
危機につけこんで、あるいは、それを意識的に招いて

人びとがショックと茫然自失から覚める前に
過激な経済改革を強行したり利益追求に猛進する。
その悪行の手口を明らかにした。

4年後、日本は未曾有の大災害に見舞われ、
まさに「ショック・ドクトリン」が日本で行われた。

東日本大震災という大惨事につけこんで、
復興予算のためであるとして、
消費税増税と所得税増税が強行され、

しかも、巨額の復興予算は
被災地の支援には、全く使われなかった

復興予算の90%以上が、被災地を支援とは全く無関係の
被災地以外の企業を儲けさせるために使われていた
のである。
被災地以外の事業は、205件あるという。

例えば、このように・・・

 スカイツリーのイベント? スマホ?
                                腸が煮えくり返る!

政府は、
東日本大震災の復興に使うために一般予算と別に復興予算を設けた。
安倍政権は「復興の加速」を 掲げ、
13年1月に5年間で約19兆円の予算から約25兆円に増やした。
このうち10・5兆円は「復興増税」でまかなう。
2013年1月から25年間は所得税に所得税額の2・1%分が上乗せされる。
2014年6月から10年間は住民税に年に1千円が加わる。

ところが、2014年度までに
9兆円が使われないまま。
内、5.4兆円が予算執行されず、
3.6兆円が自治体に交付したが、
基金に積み立てられたままである。
我々が増税されて捻出した復興予算は、
被災した人々に生かされていない。



アリス: このあたりには、どんな人が住んでいるんですか?
        (チェシャ猫は右手を回して)
チェシャ猫:こっちの方向には帽子屋が住んでいて(反対の手を振りながら)
        こっちの方向には三月うさぎか住んでいるよ。好きな方を訪ねてご覧。
        どちらもキチガイさ。
アリス:  でも、私、キチガイの人のところには行きたくないわ。
チェシャ猫:あ~、しかたがないさ。このあたりのいる者は、皆、キチガイさ。
        私もキチガイ。君もキチガイ。
アリス:  私がキチガイってどうしてわかるんですか?
チェシャ猫:キチガイに決まっている。でなきゃ、こんなところに来るはずがない。
~~
チェシャ猫:きょうは、お妃とクロッケー遊びをするのかい。
アリス:  ぜひ、やってみたいけど、招待をうけてないし。
チェシャ猫:そこで会おう。 
      (猫はそう言うと、ふッと消えた。)



アリスとチェシャ猫
小さくなった不思議の国のアリスは、にやにや笑い自由に姿を消せるチェシャ猫(英国チェシャー州)の方を見ている。チェシャ―はルイス・キャロルの出身地。
スラストSSC
足元のひび割れた大理石の床には、エンジンオイルメーカーのCastrol(英BP)STP(米)などのステッカーを貼った、戦闘機に搭載されるロールスロイス製のジェットエンジンを搭載しているイギリスが開発したギネス認定最速の超音速陸上車両「スラストSSC」が置かれている。
カメ
アリスに登場するキャラクター「代用ウミガメ」。代用ウミガメとグリフィンはその会話でエリート大・オックスフォードの授業を茶化し哂いのめしている。(ルイスキャロルはオックスフォード大卒)
知識人を中心とした社会主義団体「フェビアン協会」のトレードマークのカメ。カメのようにゆっくりと働きかけて犠牲を避けながら社会主義を目指す。このカメのポリシーは、"When I strike, I strike hard." (打つ時は強く打つ)現在も労働党の基盤の団体である。
2015年9月ジェレミー・コービンが民主社会主義のイギリスの労働党の党首になった。(コービンはオックスブリッジ卒のエリートではない。)
2本の矢
11.3と11.5と書かれた矢がアリスの足元に刺さっている。11.3が3月11日(東日本大震災)を表しているとしたら、11.5は5月11日を表していることになる。


まちがいなく、
3.11は、ショックドクトリンの方程式どおりに
タックス・イーターたちの狂気の強欲の犠牲となっている。

仮に、これが、
危機につけこんで行われたのではなく、
意識的に招いて行われたのだとしたら、
つまり、
3.11が、グローバル企業と政府の利益のための
市民への作為的な攻撃だとしたら・・・?
5.11は、自然災害ではなく、
仕掛けられる可能性もあるということか。

9.11のショックドクトリンは、もはや 
後者であることは、
あらゆる検証から明らかになったのだから。

そこからは、まさかと思うほどの非人間的なストーリーが見えてくる。
私たちの目に焼き付いた、
あのハリウッド映画を見ているような
WTC崩壊は、
グローバル企業と政府(米国防総省)の利益のために行われた。

欧米の石油会社がその策定に関与して、
イラクの石油法を変えさせたのである。
フセインが絞首刑にされた後、
占領下におけるイラクのマリキ傀儡政権に
アメリカ政府の要求する「石油法」を承認させた。

2003年のイラク侵攻の前には
完全に自国の管理下にあったイラクの石油産業であったが、
イラクの新しい石油法は、シェルとBPに、
イラクの豊富な石油資源にアクセスすることを認めるという内容だった。

そして、ブッシュ政権は、
9.11発生直後から「テロとの戦い」の遂行を、
ハリバートン社(CEOはチェイニー副大統領)の子会社KBRの復興事業に、
悪名高い軍事請負会社ブラックウォーター社の虐殺的軍事に、
丸投げした。
イラク戦争の侵攻と占領は、イラク市民に膨大な数の死者を出し、
劣化ウラン弾の影響は、胎児を蝕み続けている。

3.11も同じである。
9.11 3.11は、強欲病者が仕掛けた『大災害&テロ・春秋大芝居』か。

このショックドクトリンで、
安倍政権は、米ネオコンの提言どおり、
強硬に政策を進めている。

①原発再稼働
②TPP推進
③秘密保護法
④武器輸出三原則の撤廃
⑤集団的自衛権の行使容認

米軍の下部組織としての自衛隊「戦争する国」になり、
軍事を支配された。
次に、TPPによって経済のみならず法体系も破壊され、
支配されるだろう。

なんらかの災害が起これば、
便乗して、改憲、最大の狙い、
緊急事態条項をを言い出すだろう。

いま、速報!
〔地震〕熊本県益城町で
 震度7


なんということ!!!



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