衝撃的だ。
統一教会は避妊を否定し、まるで繁殖農場のように子供を産むことを奨励し、組織的に養子縁組を行なっていたのだという。
この話を聞いて思い出すのは、岸家、佐藤家で代々貸し借りのように行われてきた
異常な養子縁組だ。
信介の命令で安倍晋太郎の妻・洋子(信介の娘)は3男を出産した直後に、その子を岸家に養子に出さねばならなかった。
この残酷な養子縁組はのちに悲劇を生む。
(詳細は過去記事こちら⬇︎)
✔︎①ファシストの系譜
~岸信介は「売られた子供」2015年03月16日(月)
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12002041989.html
✔︎⑤ファシストの系譜
~「殺された子供」岸伸介 & 「生かされた子供」石橋湛山 2015年03月19日(木)
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12002830684.html
【“統一教会”養子縁組】妊娠中に「誰々さんにあげる」“組織的に行われている”指摘も_
日テレNEWS 2022/11/17
世界平和統一家庭連合、いわゆる“統一教会”の信者同士の養子縁組。元信者らへの支援活動をしている弁護士は、“養子縁組は組織的に行われている”と話します。日本テレビの取材に教団は…。
◇
16日午後、教団の元2世信者、小川さゆりさん(仮名)に、養子縁組について聞きました。
小川さゆりさん(仮名・20代)
「子どもたちが物のように扱われている。立派な人権侵害」
小川さん(仮名)は、現在も教団の信者である両親の元、6人きょうだいの3番目として生まれますが、下の妹2人は生後まもなく、別の信者の家庭に養子に出されました。
小川さゆりさん(仮名・20代)
「(母親が)妊娠している時点で、親から『この子は誰々さんにあげるんだよ』ってことは教えられていた。里親のお母さんは(母親が)産む前に泊まり込みにきまして、(出産後)ちょっとしたら実際に赤ちゃんを連れて帰ってもらう」
養子縁組は出産前から決まっていました。その背景には、教団の教えがあるといいます。
小川さゆりさん(仮名・20代)
「『子女繁殖』子どもを“産めよ、増やせよ”と“産みなさい”と教義の中に入っている。『避妊をしてはいけない』という教義もあるので、子どもに恵まれない夫婦というのは教会的にはよくない、その目標を達成できないので。なので、養子縁組の制度を『教祖さまが許可してくださいました』って」
実際、教団が養子縁組について説明した信者向けのYouTube動画では、“養子は天から授かるという意識が必要”と説き、さらに「天から子宝の恵みを受けた祝福家庭は、その恩恵を子女の授からない祝福家庭にも子女を分かち合う使命と責任があります。養子縁組という美しい伝統を、祝福家庭の中で受け継いでいきましょう」と説明し養子縁組を推奨しています。
教団が発行する信仰生活の指針を示した本にも「養子の約束を交わすのは、捧げる側の妊娠前が最も望ましく、遅くとも出産前には決定」と書かれています。
元信者らへの支援活動をしている阿部克臣弁護士は、“信仰に基づく養子縁組”の問題点を指摘します。
全国霊感商法対策弁護士連絡会 阿部克臣弁護士
「養子に出すという行為がありきなんですね。子どもを神にささげるという行為が最初にあって、その後に子どもを作りましょうと。子どもの福祉の観点というのが、全く欠落している。子どもの人権が無視されている」
また、阿部弁護士は、こうした養子縁組は“組織的に行われている”と話します。
厚生労働省によると、民間の養子縁組のあっせんを反復継続して行うには都道府県への届け出が必要とされていて、届け出なく行っていた場合、法律に違反する可能性もあります。
日本テレビの取材に対し教団側は、1981年から今までに745人の養子縁組が行われたと明らかにした上で、あくまで“信者同士の任意の取り組み”だと主張しました。
教団の回答
「当法人は、子どもに恵まれない信者の家庭が養子を迎えることを奨励していますが、養子縁組のあっせん等は一切行っていません。信者同士の個人的なつながりや、信者が居住する地域内での付き合いなどを通して、それぞれの養子縁組が決まっています。子宝に恵まれない家庭のために養子縁組を行い、両家が共に祈り合う中で2世の成長を見守るというのは、神様の愛を中心とした家庭理想を共に実現するという意味で、当法人の美しい伝統となっています」
こうした養子縁組の実態について、厚労省と東京都は今週中にも共同で教団に対して質問状を送り、調査を行う方向で調整しているということです。
“養子に出された妹のうち、1人とは今も会えていない”という小川さん(仮名)は「(国が)しっかりと取り締まってほしいし、異常さを調査して、養子縁組の方々の救済を早く進めてほしいなと思います」と訴えました。
(2022年11月16日放送「news zero」より)
「子どもの人権関係ない」元2世信者が語る“養子縁組”の実態
法律違反の可能性も(2022年11月16日)
ANNnewsCH
国会内で16日夕方、旧統一教会の元2世信者へのヒアリングが行われました。
教団からの被害を訴え続けてきた小川さゆりさん。自身のきょうだい3人が養子に出された経験を明かしました。
元2世信者・小川さゆりさん(仮名):「1つ下の次女が養子に出されたんですが、5番目の子も養子に出され、次に生まれた6番目の子も養子に出されました。養子に出すと知ったときは、すごくショックでした。ここに子どもの気持ちというもの、妹たちの気持ちが一切関係なく、すべての教会と信者である親たちの事情だけがまかり通っていて、子どもの人権がすごく無視されている重大な問題だなと思っています」
元2世信者・佐藤海さんは、養子となることが生まれる前から決められていた子どももいるのではないかと話します。
元2世信者・佐藤海さん(仮名):「少なくとも私が子どものころは、避妊が基本的に禁止されていました。そういったことも関係してくると思いますが、初めから子どもを養子に出す前提で妊娠する人もいると聞いたことがあります」
教団が信者向けに発行したハンドブックには、こう記されています。
旧統一教会のハンドブック:「養子の約束を交わすのは、捧げる側の妊娠前が最も望ましい」「子どもに恵まれない家庭のために養子を捧げるということは、神様の愛を中心とした家庭理想を共に実現するという意味で、統一教会の美しい伝統となっています」
元2世信者・佐藤海さん(仮名):「教義を重要視するあまり、子ども本人の人生がかかっていることを軽く捉え、多くの人が信者間で養子に出すことを良いことだと認識している教団の風土に疑問を感じます」
旧統一教会の信者間での養子縁組。被害者の救済に取り組む弁護士が指摘するのは、法律に違反する可能性です。
全国霊感商法対策弁護士連絡会・阿部克臣弁護士:「統一教会の組織的な仲介のような行為が存在することで、これが反復継続して行われていれば、業として行われているものとして、養子縁組あっせん事業法違反になる可能性もある」
法律では、養子縁組のあっせんは、児童の福祉の増進を目的として、許可を得た事業者のみが行えると定められています。旧統一教会は、この許可を得ていません。
教団が8年前に発行した信者向けのハンドブックには、組織内でルールを設けて、管理を行っていたようにみえる記述もあります。
旧統一教会のハンドブック:「両家で合意がなされたら、必ず、家庭教育局に報告が必要。協会長に承認をしていただきます」
旧統一教会は、1981年からこれまでに745人の養子縁組が行われたと認めた一方で、こうコメントしています。
旧統一教会:「養子縁組は養子となる2世の幸せを願って進められるものであり、『親の信仰のための養子』といったご指摘は事実に反します。教会が金銭的報酬を受け取ることは一切ありません。本部としては、20年くらい前まで養子縁組の橋渡しをしていたようだが、それ以降は、本部は関わっていません」
松野博一官房長官:「どのような組織であっても、都道府県知事等の許可を受けずに養子縁組あっせんを一定の目的を持って反復継続的に行うのであれば、養子縁組あっせん法に違反するものと認識している」
厚生労働省は、今週中にも教団側に実態を尋ねる方向で調整しています。
統一教会は避妊を否定し、まるで繁殖農場のように子供を産むことを奨励し、組織的に養子縁組を行なっていたのだという。
この話を聞いて思い出すのは、岸家、佐藤家で代々貸し借りのように行われてきた
異常な養子縁組だ。
信介の命令で安倍晋太郎の妻・洋子(信介の娘)は3男を出産した直後に、その子を岸家に養子に出さねばならなかった。
この残酷な養子縁組はのちに悲劇を生む。
(詳細は過去記事こちら⬇︎)
✔︎①ファシストの系譜
~岸信介は「売られた子供」2015年03月16日(月)
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12002041989.html
✔︎⑤ファシストの系譜
~「殺された子供」岸伸介 & 「生かされた子供」石橋湛山 2015年03月19日(木)
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12002830684.html
【“統一教会”養子縁組】妊娠中に「誰々さんにあげる」“組織的に行われている”指摘も_
日テレNEWS 2022/11/17
世界平和統一家庭連合、いわゆる“統一教会”の信者同士の養子縁組。元信者らへの支援活動をしている弁護士は、“養子縁組は組織的に行われている”と話します。日本テレビの取材に教団は…。
◇
16日午後、教団の元2世信者、小川さゆりさん(仮名)に、養子縁組について聞きました。
小川さゆりさん(仮名・20代)
「子どもたちが物のように扱われている。立派な人権侵害」
小川さん(仮名)は、現在も教団の信者である両親の元、6人きょうだいの3番目として生まれますが、下の妹2人は生後まもなく、別の信者の家庭に養子に出されました。
小川さゆりさん(仮名・20代)
「(母親が)妊娠している時点で、親から『この子は誰々さんにあげるんだよ』ってことは教えられていた。里親のお母さんは(母親が)産む前に泊まり込みにきまして、(出産後)ちょっとしたら実際に赤ちゃんを連れて帰ってもらう」
養子縁組は出産前から決まっていました。その背景には、教団の教えがあるといいます。
小川さゆりさん(仮名・20代)
「『子女繁殖』子どもを“産めよ、増やせよ”と“産みなさい”と教義の中に入っている。『避妊をしてはいけない』という教義もあるので、子どもに恵まれない夫婦というのは教会的にはよくない、その目標を達成できないので。なので、養子縁組の制度を『教祖さまが許可してくださいました』って」
実際、教団が養子縁組について説明した信者向けのYouTube動画では、“養子は天から授かるという意識が必要”と説き、さらに「天から子宝の恵みを受けた祝福家庭は、その恩恵を子女の授からない祝福家庭にも子女を分かち合う使命と責任があります。養子縁組という美しい伝統を、祝福家庭の中で受け継いでいきましょう」と説明し養子縁組を推奨しています。
教団が発行する信仰生活の指針を示した本にも「養子の約束を交わすのは、捧げる側の妊娠前が最も望ましく、遅くとも出産前には決定」と書かれています。
元信者らへの支援活動をしている阿部克臣弁護士は、“信仰に基づく養子縁組”の問題点を指摘します。
全国霊感商法対策弁護士連絡会 阿部克臣弁護士
「養子に出すという行為がありきなんですね。子どもを神にささげるという行為が最初にあって、その後に子どもを作りましょうと。子どもの福祉の観点というのが、全く欠落している。子どもの人権が無視されている」
また、阿部弁護士は、こうした養子縁組は“組織的に行われている”と話します。
厚生労働省によると、民間の養子縁組のあっせんを反復継続して行うには都道府県への届け出が必要とされていて、届け出なく行っていた場合、法律に違反する可能性もあります。
日本テレビの取材に対し教団側は、1981年から今までに745人の養子縁組が行われたと明らかにした上で、あくまで“信者同士の任意の取り組み”だと主張しました。
教団の回答
「当法人は、子どもに恵まれない信者の家庭が養子を迎えることを奨励していますが、養子縁組のあっせん等は一切行っていません。信者同士の個人的なつながりや、信者が居住する地域内での付き合いなどを通して、それぞれの養子縁組が決まっています。子宝に恵まれない家庭のために養子縁組を行い、両家が共に祈り合う中で2世の成長を見守るというのは、神様の愛を中心とした家庭理想を共に実現するという意味で、当法人の美しい伝統となっています」
こうした養子縁組の実態について、厚労省と東京都は今週中にも共同で教団に対して質問状を送り、調査を行う方向で調整しているということです。
“養子に出された妹のうち、1人とは今も会えていない”という小川さん(仮名)は「(国が)しっかりと取り締まってほしいし、異常さを調査して、養子縁組の方々の救済を早く進めてほしいなと思います」と訴えました。
(2022年11月16日放送「news zero」より)
「子どもの人権関係ない」元2世信者が語る“養子縁組”の実態
法律違反の可能性も(2022年11月16日)
ANNnewsCH
国会内で16日夕方、旧統一教会の元2世信者へのヒアリングが行われました。
教団からの被害を訴え続けてきた小川さゆりさん。自身のきょうだい3人が養子に出された経験を明かしました。
元2世信者・小川さゆりさん(仮名):「1つ下の次女が養子に出されたんですが、5番目の子も養子に出され、次に生まれた6番目の子も養子に出されました。養子に出すと知ったときは、すごくショックでした。ここに子どもの気持ちというもの、妹たちの気持ちが一切関係なく、すべての教会と信者である親たちの事情だけがまかり通っていて、子どもの人権がすごく無視されている重大な問題だなと思っています」
元2世信者・佐藤海さんは、養子となることが生まれる前から決められていた子どももいるのではないかと話します。
元2世信者・佐藤海さん(仮名):「少なくとも私が子どものころは、避妊が基本的に禁止されていました。そういったことも関係してくると思いますが、初めから子どもを養子に出す前提で妊娠する人もいると聞いたことがあります」
教団が信者向けに発行したハンドブックには、こう記されています。
旧統一教会のハンドブック:「養子の約束を交わすのは、捧げる側の妊娠前が最も望ましい」「子どもに恵まれない家庭のために養子を捧げるということは、神様の愛を中心とした家庭理想を共に実現するという意味で、統一教会の美しい伝統となっています」
元2世信者・佐藤海さん(仮名):「教義を重要視するあまり、子ども本人の人生がかかっていることを軽く捉え、多くの人が信者間で養子に出すことを良いことだと認識している教団の風土に疑問を感じます」
旧統一教会の信者間での養子縁組。被害者の救済に取り組む弁護士が指摘するのは、法律に違反する可能性です。
全国霊感商法対策弁護士連絡会・阿部克臣弁護士:「統一教会の組織的な仲介のような行為が存在することで、これが反復継続して行われていれば、業として行われているものとして、養子縁組あっせん事業法違反になる可能性もある」
法律では、養子縁組のあっせんは、児童の福祉の増進を目的として、許可を得た事業者のみが行えると定められています。旧統一教会は、この許可を得ていません。
教団が8年前に発行した信者向けのハンドブックには、組織内でルールを設けて、管理を行っていたようにみえる記述もあります。
旧統一教会のハンドブック:「両家で合意がなされたら、必ず、家庭教育局に報告が必要。協会長に承認をしていただきます」
旧統一教会は、1981年からこれまでに745人の養子縁組が行われたと認めた一方で、こうコメントしています。
旧統一教会:「養子縁組は養子となる2世の幸せを願って進められるものであり、『親の信仰のための養子』といったご指摘は事実に反します。教会が金銭的報酬を受け取ることは一切ありません。本部としては、20年くらい前まで養子縁組の橋渡しをしていたようだが、それ以降は、本部は関わっていません」
松野博一官房長官:「どのような組織であっても、都道府県知事等の許可を受けずに養子縁組あっせんを一定の目的を持って反復継続的に行うのであれば、養子縁組あっせん法に違反するものと認識している」
厚生労働省は、今週中にも教団側に実態を尋ねる方向で調整しています。