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Vote for 菅野完『日本会議の研究』

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Q: 菅野さんは、"右翼である"と自認しておられます。
 その右翼・菅野完が見る日本会議、あるいは、その人々というのは、
 結局、どう評価なさいますか?  

A: 菅野完
 本当の右翼というのは、
 …というとおこがましいので、あまり言いたくはないんですけれど、
 クニのことを考えるのを右翼だと思うんですよね。
 そのクニっていうのは、カタカナのクニで、
 カタカナで書くクニが、僕は一番しっくりくるんですけども、
 クニというのは、故郷のことであったり、
 自分の立っている土地のことであったり。
 そのクニを国家から守るのが、右翼の仕事だと思うんです。
 Nation と State で言えば、
 Nation に寄って立つのが右翼であって、
 Nation を State の横暴から守るのが、
 僕は、右翼だと思うんです。
 彼ら(日本会議の一群の人々)は、Stateしかないんですよね。
 色々思うところはありますが、突き詰めて言うと、
 State のことしか言わない右翼や保守っていうには、
 いかがかと思うんです。 」

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菅野完、惚れ惚れするような右翼ですね♡

しかしですね…
個人的には、
日本国憲法 第一条は、もう無理があると思う。

「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、
 この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」

皇室典範も無茶苦茶 無理があると思う。
生身のひとりの人間・天皇の基本的人権は、どうなる?

フレイザーの「金枝篇」の森の王のように…
キリストのように…
王…神…というのは、
民衆の安全、幸福のために犠牲にされねばならないのでしょうか?
このような「生贄殺人」という暴力の「犠牲の物語」は、
もういいのでは?

********************




2015/4/28
菅野完の著書『日本会議の研究』が扶桑社より発売。
日本会議事務総長椛島有三より、
「皇室崇敬の活動や教科書是正運動に取り組む人々への冒涜」
であるという理由で、
直ちに出版の差し止めを求める旨の「申し入れ書」が扶桑社に届く。
(菅野氏「拙著には皇室崇敬活動も教科書問題も一切出てきません」)

2015/5/4
安藤巌(名前は伏せられている)は『日本会議の研究』の出版元の扶桑社に対する
販売差し止めを東京地裁に民事訴訟をおこした。
扶桑社はこの訴えに異議を申し立てた。

2016/10月
安藤巌(名前は伏せられている)は『日本会議の研究』の著者の菅野完氏に対する
名誉棄損を訴える民事訴訟(本訴)をおこした。
この訴訟の対象に出版社が含まれていない。

2017/1/6
『日本会議の研究』の出版元の扶桑社に対する
販売差し止めの申請に対し、
東京地裁(関述之裁判長)は、名誉毀損と主張された6箇所うち
1箇所の記述に問題があるとして販売差し止め仮処分を決定した。
裁判で名誉損にあたるかどうか結論が出る前に販売を差し止めの
仮処分(「仮の地位を定める仮処分」(民事保全法23条2項に該当)は、
憲法第21条の出版の自由にかかわることから、
日本書籍出版協会(書協)、日本雑誌協会(雑協)、
日本出版者協議会などが相次いで決定に対する抗議声明を出した。

「日本会議の研究」の販売差し止め仮処分の理由となった
問題になった一ヶ所とは、
日本会議・生長の家原理主義の最もコアな人物・安藤巌に関する記述。
p289の〜赤字部分。【上段の写真】
〜〜青年会に所属する学生や社会人一年生は消費者金融に手を出してまで「理想世界」を買うことを余儀なくされた。当時、消費者金融の取り立ては社会問題化していたほど苛烈を極めていた。結果、自殺者も出たという。しかし、そんなことは安藤には馬耳東風であった。〜〜

2017/1/14
扶桑社は、『日本会議の研究』の問題の一文を黒塗りにした
第7刷を1万3000部発行。
発売より発行部数は約十五万三千部 (扶桑社調べ1/7)
1月1日~1月7日のAmazonの新書売り上げランキング第1位。

2017/2/10
扶桑社は、『日本会議の研究』のあとがきを変更した
第8刷6000部が発売。
2月下旬 累計発行部数は17万2000部。

2017/3/5
『日本会議の研究』10刷目重版。
20万部をうかがう売れ行きとなる。

2017/3/31
東京地裁の仮処分決定の異議審が行われ、
東京地裁(中山孝雄裁判長)は
「記述が真実でないと断じるには疑念が残る上、
公益を図る目的で執筆されたと認められる。社会的評判の低下の度合いも低い」
「出版差し止めが認められるほどの名誉毀損はない」とし、
出版元の扶桑社の異議を認め、1/6の決定を取り消した。
しかし、今回の取り消し決定を不服として東京高裁に抗告すると言う。


その裁判について「安藤巌」の名前を出した記事は、
こちら⬇︎〜Japan times …英字新聞でした。
http://www.japantimes.co.jp/news/2017/01/07/national/rare-move-best-seller-abe-linked-nippon-kaigi-suspended-court/#.WM-iJbRKOhA

裁判の詳細 ⬇︎
https://www.facebook.com/permalink.php?id=100007988864147&story_fbid=1889730734636537

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I vote for 『日本会議の研究』菅野完 大宅賞!

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菅野完氏の『日本会議の研究』が、
第48回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞の
候補作に選ばれました。

※ 4月4日から5月7日まで一般読者からの投票を募ります。
 読者からの票と、予備選考委員の票を集計し、
 その結果を参考に選考顧問・後藤正治氏立ち会いのもと
 5月17日(水)に授賞作を決定、
 「文藝春秋」7月号(6月10日発売)にて発表いたします。

http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/info/170329/index.html

大宅壮一ノンフィクション賞は、
大宅壮一の業績を記念して、
各年のすぐれたノンフィクション作品を表彰する文学賞。
公益財団法人日本文学振興会が主催、株式会社文藝春秋が運営する。


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【菅野完】

2016年 石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞奨励賞
   (草の根民主主義部門)受賞。

石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞は、
卒業生である石橋湛山の名を冠し、早稲田大学が2000年に設立した賞。
社会に貢献したジャーナリストの活動を顕彰し、
優れた言論人の育成と自由かつ開かれた言論環境の形成への寄与を
目的に運営されている。

2017年 『日本会議の研究』新書大賞第3位。

新書大賞は、中央公論新社が主催する「新書大賞」は、
1年間に刊行されたすべての新書から、その年「最高の一冊」を選ぶ賞。







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