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【「統一協会」の侵略】アメリカの漁師町の乗っ取り/日本は大丈夫?漁業法改悪

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 アメリカの漁師町が統一教会に侵食されていったという話を種々読んでみたが、なかでも1981年のUPI通信社のアーカイブ記事は具体的で詳細だ。

 統一教会信者たちがどのように狡猾に勢力的にマサチューセッツのグロスターに侵入して行ったのか、また、市長と町の人々がどのように抵抗し闘い敗れたのかが記されている。
非常に生々しい部分を一部抜粋して下段に取り上げさせて頂いた。


《関連記事》
✔︎2022年07月26日(火)【カルト統一教会とアメリカの"寿司"】
 米水産業への進出〜日本の「漁業法改悪」制海権の危機
 https://ameblo.jp/et-eo/entry-12755409171.html
✔︎2022年08月18日(木)【統一教会系フード米国企業が日本に支社】
 統一教会が日本の「魚(豊洲)」「肉(飛騨和牛)」を世界へ
 https://ameblo.jp/et-eo/entry-12759433165.html



 翻って、日本はというと…
2018年12月、臨時国会で強行採決によって「漁業法」が70年ぶりに改悪された。
東大の鈴木宣弘教授は、この漁業法改悪により、儲け第一主義の巨大企業が日本の”もやい漁業”を押し潰し、そればかりではなく、安全保障の面でも、日本は「制海権」が危うくなる可能性があるという。

しかし、その前段に、2013年、東日本大震災復興特区法で水産業復興特区として漁業権の免許に当たり、漁業者の共同体である漁業組合より、私的法人を優先する制度改正が行われている。

”これは「ショックドクトリン」と称される、大惨事につけ込んで実施される過激な市場原理主義改革の典型的な事例であり、漁業者の強い反対にもかかわらず、宮城県知事により推進された。”(『コモンズの悲劇から脱皮せよ』佐藤力生・著 p143)

”この体制は、市場原理主義者に影響された宮城県村井嘉浩知事が、津波で壊滅的被害を受けた県下漁業者の大反対にもかかわらず、政府に強く働きかけ実現したものである”(同上 p149)



https://web.archive.org/web/20111108222109/http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111108t15007.htm


http://www.shikoku-np.co.jp/national/life_topic/20111107000163
※関連 https://globis.jp/article/6969 
  小林 史明 衆議院議員/井植 美奈子 一般社団法人セイラーズフォーザシー日本支局 理事長
  /堀 義人 グロービス経営大学院 学長 グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー 



統一協会への祝電54人 安倍氏ら国会議員・知事 抗議集会で報告
(…)祝電を送った国会議員や知事は、判明分だけで五十四人と報告しました。この大会は、統一協会の偽装組織「天宙平和連合」が五月後半に国内十二カ所で開いたもの。
 新たに判明したのは、小坂憲次文科相、中川秀直自民党政調会長らの自民党と民主党議員、上田清司埼玉県知事、村井嘉浩宮城県知事など。三団体はこれらの議員、知事に質問状を送り、いまだに未回答の安倍、保岡氏に抗議書を送りました。(2006年7月14日(金)「しんぶん赤旗」)”
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-07-14/2006071414_01_0.html



漁業法改悪 鈴木宣弘 東大教授

✔︎70年ぶりの漁業法改悪
 =漁業権を民間企業に明け渡せというに等しい法律。
 日本の沿岸漁業は、漁協をつくり、
 浜の資源を守り生活を守ってきた(もやい(共同でおこなう)漁業)。
 江戸時代から続いてきた「もやい漁業」は明治に一度崩れたが、
 戦後の民主化の中で、漁協に集まった漁家の生業を生存権として位置づけたのが、
 「漁業法」だった。
 これは、皆で調整しながら浜(沿岸漁業)を使う使用権は漁家にあるが、
 権利は漁家の集合体の漁協に優先的に与えなければ
 資源も生活もコミュニティーも守れないという考えの元のルールだった。
✔︎生存権の剥奪 コモンズの悲劇 
 浜の全体の共同漁業権は漁協がもち、その中に種々の養殖の区画漁業権があった。
 ところが、巨大企業が養殖の区画漁業権に目を付けた。
 彼らは漁協の管理下では儲からないしそのルール下の費用負担もしたくない。
 その巨大企業と政治が結びついて、今までの使用権の優先順位を廃止して、
 知事の判断で、効率的に使える者に権利が渡り、漁家には何の補償もない。
 これは生存権の剥奪。民法上も憲法上も違反の法改正を強行採決で行った。
 巨大企業は、養殖の稚魚を大量に出し餌を沢山撒いて儲かれば良い。
 資源管理が崩壊しダメになったら出ていく。持続可能性は失われる。
 まさに「コモンズの悲劇」が起こる。 
✔︎日本の制海権が狙われる可能性がある。
 ↪︎沿岸の企業につけ替えられた漁業権(区画漁業権:養殖等)は売買可能になる。
 ↪︎赤字でも漁業権をどんどん買い占める人が現れる。
 ↪︎日本のリゾートホテル・マンションなど沿岸部がどんどん買われていく。
  社長が日本人の名前でも制海権狙いで別の国が関与する可能性もある。
 ↪︎許可漁業で行っている沖合も、漁獲量を割り当ててそれを売買可能にしていく。
  船のトン数制限がなくなるので巨大企業が巨大な船を作り数隻で
  日本中の沖合の魚を捕ってしまう。



'Moonies' controversy flares in famed fishing town
By LEON DANIEL, UPI National Reporter
UPI ARCHIVES MAY 14, 1981
https://www.upi.com/Archives/1981/05/14/Moonies-controversy-flares-in-famed-fishing-town/2049358660800/
(抜粋)
 ” Unificationists increasingly have sought acceptance in the Christian mainstream, referring to themselves as Christians. With little success, they have engaged in numerous dialogues with evangelicals and other religious leaders.
This is the year Moon once proclaimed as the beginning of the earthly heaven,
but the 61-year-old leader quietly passed the word to his followers several months ago that the new kingdom will not be established until 2001. Moon said his followers had failed to convert non-believers in large enough numbers and the world was not yet ready for the new age.
Moon, a renegade Presbyterian who established his church in South Korea in 1956, came to the United States a decade ago, claiming that 'God chose America as his final champion to serve as a builder of the Kingdom of God on Earth.'
The 28,000 people of Gloucester saw no such role for their particular chunk of America. The Moonies came to town anyway. They rented a house in 1977 and immediately began to fish for tuna from several small boats.
Sensitive to local opinion, they called an open meeting to 'share our hearts with you' about the activities of Moon and the Unification Church. The few citizens who attended heard Aidan Barry, head of the church in Massachusetts, describe the ocean as 'a very spiritual place.'
Things became more temporal a few weeks later when Mayor Leo Alper told a Moonie deputation that had come to his office to discuss their plans, 'You'll have strap marks on your ass before you'll get a permit out of me for any sort of harbor development.'
Four years later, Alper, 67, a huge man with an unruly mane of white hair, still bitterly opposes the Moonies, who have greatly expanded their activities in the area and are firmly entrenched in a seafood business and restaurant on prime waterfront property in Gloucester.
'The local people resent them,' said Alper, citing as evidence incidents of violence that have occurred at The New One, a seafood restaurant known as Bob's Clam Shack before the Moonies bought the bankrupt establishment at auction for $650,000.
The property lay alongside the financially ailing Gloucester Lobster Co.,which the Moonies already had acquired for $300,000, although a consortium hastily organized by the mayor had been prepared to pay as high as $250,000 for it to keep the Moonies from getting the prime location on the harbor.
The Moonies thus secured the only business in town capable of handling the catches of the local lobstermen.
They renamed the operation International Seafood Co., and began to pay top prices to the lobstermen.
The mayor said the Moonies broke their promise to inform City Hall in advance of any real estate or business purchases they planned to make.
Alper and other townspeople were enraged by what they saw as 'typical Moonie heavenly deception' in the church's acquisition of the Cardinal Cushing Villa, a showpiece estate owned by the Daughters of Mary of the Immaculate Conception in this predominantly Roman Catholic community.
Rumors that the villa was up for sale sent City Hall emissaries to the nuns, who said they were not bargaining with the Unification Church. Alper said the anonymous buyer turned out to be a New Hampshire businessman who paid $1 million for the property and sold it within 24 hours to the Moonies at a $127,600 profit.
The Moonies claimed subterfuge was necessary because the mayor would have blocked a straighforward sale.
'I certainly would have tried to stop it,' Alper acknowledged in an interview with UPI.
Belatedly, the mayor said, he cabled the pope that the people of Gloucester would appreciate 'any effort you can exert to reverse the sale.' The airmailed reply from the Vatican said nothing could be done and regretted 'this unfortunate occurrence.'
When the Moonies opened their restaurant, an effigy of Moon was hanged from a pole. Pickets were set up. Rocks and fists were thrown. ”

↪︎
アメリカの有名な漁師町で「統一協会」論争が勃発

(抜粋)
”統一教会は、自らをクリスチャンと呼び、キリスト教の主流派に受け入れられようとする傾向が強まっている。しかし、その成果はほとんどなく、福音主義者や他の宗教指導者たちとの対話が繰り返されている。
今年は、かつて文氏が「地上天国の始まり」と宣言した年である。
しかし、この61歳の指導者は、数ヶ月前、静かに新しい王国は2001年まで確立されないという言葉を信者たちに伝えている。文氏は、信者たちが信者でない人々を十分に改宗させることができず、世界はまだ新しい時代への準備が整っていないと述べた。
文氏は1956年に韓国に教会を設立した長老派の反逆者で、10年前にアメリカにやってきて、『神は地上における神の王国の建設者として仕える最後のチャンピオンとしてアメリカを選んだ』と主張している。
グロスターの2万8千人の人々は、自分たちの住むアメリカにはそのような役割はないと考えていた。しかし、統一教会信者はこの町にやって来た。彼らは、1977年、家を借りて、すぐに小さな船でマグロ漁を始めた。
地元の意見に敏感な彼らは、文鮮明と統一教会の活動について「皆さんと心を分かち合う」ためにオープンミーティングを呼びかけた。出席した数人の市民は、マサチューセッツ教会長のエイダン・バリーが「海は非常に霊的な場所だ」と説明するのを聞いた。
数週間後、レオ・アルパー市長が、彼らの計画を打ち合わせに来た統一教会の代表団に「港湾開発の許可を取る前に、お前の尻に鞭の跡がつくぞ」と言ったことから、事態はより現実味を帯びてきた。
4年後も、67歳の白髪交じりの巨漢になったアルパー氏は、まだ統一教会に激しく抵抗していた。統一教会は、この地域で活動を大幅に拡大し、グロスターのウォーターフロントの一等地にシーフード・ビジネスとレストランを構えている。
アルパー氏は「地元の人々は彼らに怒っている」と言った。その証拠として統一教会が倒産した店を競売で65万ドルで買い取る前にボブズ・クラムシャックとして知られていたシーフードレストラン、ザ・ニューワンで起きた暴力事件を引き合いに出している。
その土地は、財政難のグロスター・ロブスター社の隣にあり、統一教会はすでに30万ドルで買収していたが、市長が急遽組織した協同組合は、港の一等地を統一教会に与えないために25万ドルという高額を支払う用意があったのだ。
こうして統一教会は、地元で獲れるロブスターを扱える唯一の店を確保した。
そして、彼らは社名を「インターナショナル・シーフード社」と改め、ロブスター漁師達に最高値を払うようになったのである。
市長は、統一教会が、不動産やビジネスの購入を計画したら、事前に市役所に報告するという約束を破ったと言った。
アルパー氏ら町の人たちは、このカトリックの多い地域で、”無原罪のマリアの娘たち修道院(DM)”が所有する瀟洒な屋敷であるクッシング邸を教会が取得したことを「典型的な統一教会の神の欺瞞」だと見て、激怒したのであった。
この別荘が売りに出されているという噂が立ち、市役所の使者が修道女たちのところに行ったが、修道女たちは統一教会(UC)と交渉しているのではないと言った。アルパー氏によれば、匿名の買い手はニューハンプシャー州のビジネスマンであることが判明し、彼はその土地のために100万ドルを支払い、24時間以内に12万7600ドルの利益で統一教会にそれを売ったという。
統一教会は、市長が正攻法の売却を阻止したであろうから、策略が必要であったと主張している。
アルパー氏はUPI(UPI通信社)とのインタビューの中で、「私は間違いなくそれを止めようとしただろう」と認めている。
遅ればせながら、市長はローマ法王に電報を打ち、グロスター市民は「売却を撤回するためにどんな努力でもしてほしい」と感謝したという。バチカンからの返信は、何もできない、この不幸な出来事を遺憾に思う、というものであった。
遅ればせながら、市長はローマ法王に、グロスター市民は懇願している「売却を撤回するために、どんな努力でもしてほしい」と電報を打った。バチカンからの返信は、何もできない、「この不幸な出来事」を残念に思う、というものであった。
統一教会がレストランをオープンした時、文の人形がポールに吊るされた。ピケが張られた。岩や拳が投げつけられた。”


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こちらの記事🔻を読んで驚いたのが、
統一教会信者の "女性だけのマグロ船" もいたという話。😱

町の人々に“Moonies s○ck! Moonies su○k!”とののしられながら、『老人と海』ならぬ『女たちと海』のような苛烈なクロマグロ漁に挑んだ統一教会の女たち。
おそらく言外の凄惨な出来事もあるに違いない。
グロスターの漁師が漁場にしていたグランドバンクでの漁の話だろう。
彼らの漁は手釣り。そして250キロものクロマグロを釣り上げたのだという。
その手記を書いたのは、Colleen Christianという統一教会女性信者。
Colleenという名前は、アイリッシュ系に多い。

写真をご覧あれ。


WHEN THE MOONIES CAME TO TOWN
Posted on December 16, 2014 by Joey Ciaramitaro
Adam Bolonsky writes-
GOOD MORNING GLOUCESTER
My View of Life on the Dock
https://goodmorninggloucester.com/2014/12/16/when-the-moonies-came-to-town/









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