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【YOSHIKI 】“Better safe than sorry” 後悔するより安全策を

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YOSHIKIさんはコロナについて熱心に勉強し
今大事な事を伝えようとして下さっている。
エンターテーメントに身を置く人の”立場“を離れて
真心に従って行動しておられるのだろう。

YOSHIKIさんが紹介して下さった
山中伸弥教授の仰った素晴らしい言葉。
「意地にならないこと」
孔子の
「過ちては則ち改むるに憚ること勿れ」
と同じような意味ではないだろうか。

『生きるための論語』の安冨歩教授は、
〜人の言うことに耳を傾け、
自分の間違いに気づいたら直ちにそれを受け入れ、
更に自分の行動を改める。
これが孔子の追求する人間としてのあり方の根幹にある。〜
と書かれている。
そうありたい。

ーーーーーーーーーーー

YOSHIKIさん

〜今の僕がいるのは…
ファンの皆さんがずっとずっと応援してくれたから
僕がいると思うんですよね。
そういったなかで…やっぱり、心配になりますよね。
少しでもなんかできないかと。

僕の周りにはたまたま国を動かしているような
アメリカでも情報知識をもった方がいるので、
毎日のようにどうなの、何が正しいのと。
その中で情報を集約してみて、たぶん今が危険だろうと。
山中先生が仰ってたとおり、
これ、時間が経ってしまうと良くない。
様子みようという段階じゃないんじゃないかということで。

僕はツイートにしてもスタッフからかなり止められてます。
なんでやる必要がある?と。そういう批判もあるから
危険をおかさないでくれと。色んなリスクファクターが。
僕の配信とかも色んな方達が僕のスタッフ含めてチェックしてますので、
チェックしているというかスクリーニングがかかるので、
やめてください的な事が結構ありまして。
ただまあ、これは問題提起する事でも意義があるだろうと。
ただただ黙っていられなくなっちゃったんですよね。
良心ていうか何ていうか。
コマーシャルもありますし、スポンサーも一杯いるので、
そういう事は避けて頂きたいというのは結構大変な意見だったんですが。
この何週間か。

かと言って、僕みたいな人が下手な事を言ってしまって、
皆さんを混乱させてしまっては、それは本当によくないと思うので。
基本的にファンの皆さんの事を家族だと思っているので。

山中先生は、やはり皆さんの事を考えている。
こういう時って、発言すること自体も気をつけなきゃいけないと
思うんですが、やはり、僕自体も静観すべきかやるべきかみたいな、ねえ。

あとでも情報っていうのは日に日に変わりますので、
先生が言ってた素晴らしい一言があって。
ていうのは「意地にならないこと」
情報が間違っていたら、
それはそこから進路を切り替えなきゃいけないって事でしょうね。
僕ももし自分が言った情報が間違っていたら、
もう次の日には謝ります。
そして、次の情報に対して努力していくっていうのが、
たぶん大事なんだなというのを改めて思いました。〜



YOSHIKI逸話⑥--2021年第二弾:YOSHIKI&山中伸弥 2021/5/3

〜YOSHIKI
これは、underestimate(過小評価)しちゃいけない。
最悪の事を考えた上で!
ただ、まだこれは努力すれば防げるもの、という。
防げないにしても、感染の速度を遅らせる事ができる。
遅らせる事ができる間に、
これに対するcountermeasure(対策)を練ることができる。
という風に僕は解釈をしているんですが、
そういう解釈でよろしいでしょうか?

〜山中伸弥教授
僕もまったく同意見です。
これは充分に注意して用心するべきです。
けれども、私達人類は100年前よりはるかに賢くなっていますから、
正しく行動して、大切なのは、世界が協力して、正しい行動をすれば、
被害はもう比べものにならないくらい抑え込むことができると。
ある意味、私達がウイルスに試されている。
そんな状況じゃないかなと思います。
油断はダメだけれども、ちゃんと行動したら私達はウイルスに負ける事は
ないと思います。

〜YOSHIKI
人類とウイルスの闘いということですね、これは。

〜山中教授
はい、仰るとおりだと思います。

〜YOSHIKI
のちのち、人類と今のウイルスが長いタームで共存していくという事も
含めた上での闘いですか?

〜山中教授
そうですね。「新型」という名前の通り、これまで存在していなかったんですね。
ということは、僕たち人間は免疫というものができるんですが、
免疫というのは、過去に出会ったウイルスとか細菌には免疫ができますが、
「新型」コロナウイルスは出会った事がないので、
誰も免疫を持っていませんので、
今は入ってきたら、もう防ぐ方法がないという状況です。
でもですね、これは一年二年経ってくると、ワクチンも開発されるでしょうし、
このウイルスに対する治療法もどんどんできてくると思いますから、
そういう対応ができるまでの一年くらいの間が一番大切な時期で
ここでいかに爆発的な感染の広がりを防ぐ事ができるかと
これが最大のポイントじゃないかと考えています。
是非、そういうウイルスというのは、二面性があるウイルスだと
その辺を理解する事が非常に大切だと思います。

〜YOSHIKI
例えばフランスですと、最初は5千人規模のイベントを中止しなさいと。
今、それを千人まで下げたんです。危険ですと。
イタリアは今ご存知の通り国自体がシャットダウンしてしまっている
という状態です。
スペインで5Gカンファレンス、
テレコミュニケーションの人が皆集まるイベントに
僕も行くはずだったんですが急遽キャンセルになりまして、
あらゆるイベント、
例えばエンターテイメントのサウスバイサウスウエストという
大きなイベントもキャンセルになりました。
コーチェラフェスティバルというアメリカで世界でも最大級の
音楽フェスティバルは秋に延期になったりしてるんですが、
じゃあ経済の事とか、僕らはどうやって過ごせば良いんだっていう、
すごく微妙なラインを行っているというのがあると思うんです。
僕の考えというのは、多少余裕があるからって
言われるのかも知れないですが、
1日も早く解決策を見つける事が、
将来的には…
例えば英語で言えば、Don’t be penny wise pound foolish!
目先の利益のために将来的な大きなものを失わないでほしい
というような解釈を僕はしてるんですが、
それに関しては賛否両論あって、WebとかTwitterとかで呟くと、
今、ライブハウスの経営が倒れてしまうと。でも今我慢しなければ。
僕は皆さんの事が本当に心配で心配でしょうがないんですが、
それは先生、どういう解釈をすればいいんでしょうか?

〜山中教授
非常に難しい問題ですが、
こういう緊急事態でウイルスは待ってくれませんので、
今大切なのは早く対策をする!待たない!
今よく言われるのは、その対策にエビデンスはあるんですかと。
科学的エビデンスに基づいた対策ですかという
議論もあるかと思うんですね。
でもこれはエビデンスを待ってたらいつまでも対策できません。
人類が初めて経験しているんですからエビデンスはどこにもないんです。
じゃあその間何もしないかと言ったら、
その間に手遅れになってしまいますから、
今は、繰り返しになりますが、これはちょっとやり過ぎじゃないかと、
大袈裟じゃないかというくらいの対策をして、
そこからだんだんエビデンスが集積してきますから、
これはやりすぎだったというところは少しずつ弛めて行く、
そういうReactiveじゃなくてproactiveと言いますか、
先手先手でやっていかないと、今回は色んなリスクがあって
それぞれ(*それぞれの変異株)によって対応が違うと思うんですが、
ウイルスというリスクは一旦感染が広がってしまうと、
もう本当に大変なことになりますから、
もう私は本当に先手でやる必要があると思います。
その上で、ただ、色んなライブ活動で生計を立てている方、
ジムのインストラクターの方、そういう沢山の人がいる。
本当にもう明日の生活が困るという状態に急速になっていると思います。
こういう方に対する補償というか支援は
国を中心に議論されていると思いますが、こちらも待ったなしですので、
1日も早くどんどんどんどん対策を考えてからやってたんじゃ遅いですので、
緊急的にやって頂きたいなと思っています。

〜山中教授
非常に大切なのは、インフルエンザとは全然違います。
インフルエンザはもっと長く前から人類の脅威でしたから、
ちょっと専門的な用語になりますが、
インフルエンザウイルスに対するk「抗体」も
もう一杯ちゃんと入手できるんですね。
その抗体を使う事によって
非常に簡単にお医者さんが患者さんの目の前で
喉からちょっと掻き取ったものをぴゅっと当てると
もう直ぐ数分で結果が出るような簡易検査がインフルエンザではできます。
新型コロナウイルスではまだそのキッドはありません。
最近、突然現れたウイルスなので抗体もまだ入手できませんので、
今はPCRという、ウイルスの遺伝子を100万倍位に増幅して検出すると
いう方法しかありませんから。
これは、いくら頑張っても日本中の感染の可能性がある人を全員に
行う事は不可能です。これはまず押さえておかないとダメです。
全員は絶対に無理です。1割位にできるかどうかさえ分かりません。
そうなった時にどのくらい検査をするかというのは
非常に議論が必要だと思います。
病院が一杯になってしまうと。これは仮に検査をどんどんすると
症状がない、もしくは、症状が非常に軽いのにウイルスが陽性であると
いう人が一杯出てくると思います。
そういう方は今ほぼ全員入院してると思います。
(**感染症法の改正(2021年2月3日成立)により、
 軽症者、無症状者は入院ではなく宿泊療養施設(ホテル)に隔離されている。
)
そうなってしまうと本当に病院が一杯になってしまって、
1割2割位の重症の人がもう入院したくてもできないと。
他の病気の人も入院できないという状況になりますから
闇雲に検査をすれば良いという単純な事態ではないと思います。
(**その事態を鑑みて感染症法を改正しているので、
 このような根拠からPCR検査拡充をしなくても良いという事には
 ならないと思う。児玉龍彦氏は、検査による早期発見、早期治療で
 重症化させない事が重要と指摘している。
)

(クラスターに関する説明等、以降省略)〜
**山中先生のクラスターに関する解説は、
 第3波終盤頃までの特措法、感染症法改正前の
 若干古い厚労省や分科会の説明に基づいているかもしれない。
 と言っても法改正後も厚労省や分科会はそれほど進化していない。
 対策の進化の度合いは各都道府県の手腕によってかなり異なる。
 PCR検査拡充を取り入れた広島県知事は、第四派について
 「局所的にというよりも全体的にプールの水量がずーっと増えるように
 感染者が増えている」と表現した。
 よって「ターゲットを絞って自粛要請というより、
 全体の“人出を減らす”事がまず重要だ」と述べた。
 そして、「同時にPCR検査を集中実施することで感染者を早期発見隔離し
 感染の圧を下げる」プラス「ホットスポットにならないように特定地域の
 飲食店等の時短を要請する」この3段構え。


**赤字ブログ主


YOSHIKIコロナでも多額寄付 慈善活動きっかけは「自身の生い立ち」と「HIDEの遺志」
AERA 2020.5.10
AERA (アエラ) 2020年 5/4-5/11 合併号【新型コロナ50の提言】

 慈善家としても知られるX JAPANのYOSHIKIさん。新型コロナウイルス関連でも積極的に活動している。チャリティーをするようになった経緯、その意義とは。AERA 2020年5月4日-11日号で明かした。

*  *  *

――米国ロサンゼルスに住むYOSHIKIさん。4月11日、米国の死者数が世界最多となった。

 アメリカは3月13日に国家非常事態が宣言されたのですが、その時点ではLAのみなさんはまだあまりピンときていなかったと思います。中国や日本に関する報道がたまにあるくらいで、「アジアでは大変だね」という感じでした。
 でも僕は昨年から今年にかけてほとんど毎週のように飛行機で世界中を飛び回っていたので、状況を何となく察知していて。
 初めのうちは自分の中だけで消化していたのですが、友人である山中伸弥教授のお話なども聞いているうちに、“Better safe than sorry.”(後悔するより安全策をとったほうがいい)だなと思うようになって、2月下旬に入っていたヨーロッパでの仕事をすべてキャンセルしました。僕としてはそのあたりから「これはただ事じゃない」と思い始めていました。
 まず心に決めたのは「自分が移動しない」ということ。それは、自分の身を守るという以前に、自分がウイルスをばらまかないということです。僕の周りにも感染者がいる可能性がある。もしかしたら自分も感染者の一人かもしれない。僕が飛行機に乗ること、ここから移動することによって誰かに感染させてしまうリスクがあると思った瞬間に、LAに留まることを決めました。

――YOSHIKIさんは新型コロナに対する自身の考えを、SNSを通じて積極的に発信してきた。特にコンサートの開催自粛を呼びかけたツイートは大きな反響を呼んだ。

 僕自身も音楽の世界に身を置いているので、「いまはコンサートを開催すべきではない。危険だ」という発言は、自分で自分の首をしめる行為なのかもしれません。マネジメントからも「(SNSでの発信は)できればやめてほしい」と止められました。
 でも、もしいまこれを言わなかったら一生後悔してしまうという葛藤があって。各方面に最大限の配慮をしながら、考えられるぎりぎりのところで発言させていただきました。

――慈善家としても知られている。新型コロナ関連では、自宅で食事を用意できない高齢者などへ食事を届けるサービス支援のため「St.Vincent Meals on Wheels」へ2万4千ドル、「COVID-19救済基金」へ10万ドル、また日本国内へ向けては、国立国際医療研究センターへ1千万円を寄付したほか、世界各地で発生している自然災害への支援なども積極的に行っている。チャリティーをするようになったきっかけは何だったのか。

 僕は10歳のときに父親を自殺で亡くしていて母子家庭で育ちました。そういう経験から、孤児院に入っている子どもたちを少しでも元気づけてあげようと、2009年の海外公演のときにその子たちを招待したんですね。そうしたら、すごく喜んでくれて。
 また、X JAPANのメンバーだったHIDEが、難病を患っていた貴志真由子ちゃんという女の子をサポートしていたのですが、真由子ちゃんの闘病中にHIDEは亡くなってしまって、僕が彼の遺志を引き継ぐことになった。そういう中で、チャリティーというものを自分の人生の一環としてやっていこうと考えるようになりました。
 僕は、なんて言うか……これまでずいぶん破滅的な人生を送ってきたので、「自分のことなんてどうだっていいや」みたいな、自殺願望のようなものがあるんです。父親がそういう亡くなり方をしていることの後遺症なのかもしれないですけど、ときどき自分が生きている意味がわからなくなることがある。でも、チャリティー活動をすることによって、自分がこの世に存在することの意味を感じることができる。だから、自分に対しての助けにもなっているんです。

(構成/編集部・藤井直樹)


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