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常岡さん&中田先生を同時拘束の謎 〜政府は〈移動の自由・表現の自由〉を制限したい

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2016/10/31 中田考先生が関係する(中田氏の店ではない)古物商店が、
警視庁に寄って家宅捜査を受け、
同じ日の夜、モスルを取材中の常岡さんが
クルド自治政府に拘束されたことを日本政府が発表しました。

IWJによると、中田先生は、11/2トークイベントを開き、
この事件に関して言及しました。(下に掲載)
仰っていた事柄の中で、気になったのは、
次の2点①②です。

①「なぜ公安が私の古物商の話でイスラム国を持ち出すのか。
 何か理由があると考えるのが自然ですが、思い浮かぶ節がない。
 同日、常岡くんの拘束されたと政府発表したのは、何か意味があるのでは?
 こういう人間が迷惑をおよぼさないために〈法整備〉をしようという
 アピールだったのではないかと私は推測している。」

②「日本の右翼団体とクルド人は繋がっている。
 そのことは政府も知っていて隠している。
 ある右翼団体は、クルド人とイラクやシリアで〈私戦〉を行っている。
 右翼団体は反共なので、ソ連のアフガン侵攻の時にも
 義勇兵を送っていた。」

①について…
少し先走りかもしれませんが、
個人的に思うのは、
政府は《移動の自由》《表現の自由》を制限する
法整備をしたいのではないでしょうか?

自民党改憲案
22条
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
      *「何人も、公共の福祉に反しない限り」が新たに加わっている。
21条
集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
      *「何人に対しても」が削除されている。


安倍政権は、メディア対策を徹底して行い、
大手メディアは完全に骨抜きと化していますが、
思い通りにならないのが、常岡さんのようなフリージャーナリスト達です。
常岡さんのような現場記者は、政府の妨害を掻い潜ってでも、
現地取材でしか得られない事実を報道してくれる貴重な存在ですが、
政府にとっては、知られては不都合な事実を暴く、
目障り極まりない存在でしょう。

政府は、餌を撒いて籠絡したり、恫喝したりして、
メディアを思い通りにコントロールしていますが、
いかにしても思い通りにならない者に対しては、
強制的に自由を制限しようとするのではないでしょうか?

常岡さんの今回のイラクでの拘束の件では、
日本政府は、クルド政府とは交渉が可能なわけですから、
政府が尽力して常岡さんは解放されるという形になるのでしょう。
常岡さんが帰国してきた時、
御用メディア共は、盛大にフラッシュを浴びせ、
一斉に例の「国に迷惑をかけた」などという文言でバッシングし、
彼の《移動の自由》は制限されても仕方ない、制限するべきだ、
という方向へ世論を誘導することでしょう。
こうして、国民自身が自由や権利を自ら差し出すように仕掛けるのです。
ジャーナリストにとっては、《移動の自由》を奪われる事は、
《表現の自由》を奪われることにつながりますが、
同時に、私たちも《知る権利》を奪われるのです。

また、常岡さんの今回の拘束は、
中田先生の②の言葉を考え合わせて、穿った見方をすれば、
《クルドと繋がっている右翼団体》が、
常岡さん拘束をクルド政府に依頼した可能性もなきにしもあらず、
ではないでしょうか?
この右翼団体が、安倍政権と繋がっているとするならば、
このような筋書きの工作を行っても不思議ではありません。

では、中田先生の家宅捜査は、
なぜ、常岡さん拘束と同時に行われたのでしょう?

これも私の推測ですが、
中田先生の日頃から主張しておられることに
関係するのではないかと思われます。

世界的なイスラム法学者である中田先生は、
次のような非常にラディカルな事を仰っています。
「国境によって《移動の自由》を阻む「国家」で成り立つ
 今日の西洋的な世界には、どんな自由も人権も、平等もない。」
「人やモノの移動を禁じ、国民とそれ以外を区別する
 近代の国民国家には根本的な問題を抱えている。
自由、平等を唱導する国家群は国境を完全に開放し、
 なによりも人間の移動の即時完全自由化を果たす必要がある。
 イスラム法に則ったカリフ制こそが国境の存在しない理想の世界。」
http://web.archive.org/web/20090617194025/http://www1.doshisha.ac.jp/~knakata/symbiosis.html

このような思想は、
現在の日本憲法で約束された
移動の自由や表現の自由さえ侵そうとする安倍政治とは、
真っ向から対立します。
中田先生もまた、常岡さんと同じく、
政府にとって非常に不都合な存在なのでしょう。

現に政府は、2015年2月、
シリアに渡航しようとしていたフリージャーナリストに
「旅券の返納命令」を出しました。(動画↓)
これは、移動の自由、表現の自由を侵害する憲法違反です。




さて、次に、②について…

政府は隠したがっているけれども、
〈ある右翼団体〉は、海外で私戦を行っている、と言うのです。

確かに、実際にアフガン対ソ戦時、日本人義勇兵は存在し、
アフガンの義勇兵・田中光四郎氏の著書
『アフガンの侍―日本人ゲリラ、アフガニスタンに死す』 に、
自身も在籍していた右翼団体「日本青年社」から3人の傭兵が
アフガニスタンに送られてきたことが書かれています。
中田先生の言う右翼団体とは、「日本青年社」のことかもしれませんね。



「日本青年社」は、指定暴力団「住吉会」系であり、
在特会に協賛している右翼団体でもあります。
つまり、安倍総理とは、岸の代の安保闘争からの関わりがあるヤクザです。

1960年、岸信介の安保改定時の安保闘争では、
連日、国会議事堂周辺で10万人規模のデモが行なわれ、
政党と警察と右翼団体やヤクザが、表だって連携し、
デモ制圧の一翼を担ったのが、住吉会系「日本青年社」です。
政府系愚連隊ともいえる表裏両面の実力部隊と、
一般民衆が衝突し、多くの負傷者を出し、
樺美智子さんという東大生が死亡。大きな衝撃を与えました。
現在、安倍政権下の様々な国民のデモは、
非暴力抵抗運動に徹していますが、
政府側の沖縄での言動は凶暴化しており、
辺野古の海保、高江の機動隊の暴力は、
岸政権時代を彷彿とさせられます。


池口恵観と朝鮮総連

その住吉会系「日本青年社」と密接な関係を結ぶ
非常に不可解な点の多い不気味な人物が、
北朝鮮に本部を持つ朝鮮総連の大幹部であり、
高野山・最福寺の住職におさまっている池口恵観(鮫島 正純)です。
永田町の怪僧と呼ばれ、武力クーデター未遂による逮捕歴をもつ男。
安倍の影の相談役であり、総理の座の進退を進言したとも言われます。

池口恵観は「住吉会」とも密接な関係にあり、
2009年、なんと住吉会系右翼団体「日本青年社」と池口恵観は、
北方領土問題解決に向けた会談を行うためにロシアを訪問し、
外務官僚そこ退けとばかりに、右翼=反共、という常識を超え、
ロシア要人との外交を行いました。
日本青年社のHPでは、ロシア訪問報告の記事には、
このように書いています。
「交渉が進展しなかったのは、長きに渡り外交交渉を中断してきた
 日ロ両国の政府、外務官僚、強いては日ロ両国民の責任でもあることを
 痛感しているところであります。」
「今後は、日本政府を始め外務省に全てを託すものであります。」
http://www.seinensya.org/ohter/russia/090330russia.htm

安倍は、今年5月にソチで、9月にウラジオストックで、
プーチンと首脳会談を行い、
そして、12月には、地元・山口県の長門に招く予定。
ついては、年内に、日本の特殊銀行「国際協力銀行(JBIC)」は、
ロシア最大手銀行の「ズベルバンク」に、
約40億円を単独融資することになっているのだそうです。

「国際協力銀行(JBIC)」とは、
貿易会社やエネルギー開発への出資や融資を支え、
開発途上国への円借款や無償資金協力など、
約8000億円ものODAをも牛耳り、
貸出残高約20兆円という世界銀行に匹敵する巨大金融機関で、
財務省の天下り先、ふかふかのお座布団になっています。
もちろん、JBICが行う交際援助の原資は国民の税金!
JBICの投融資は、新興国での事業に限られていたはずですが、
先進国の原子力発電所や高速道路事業にも投融資できるようになっています。
この真っ黒な銀行の手から、融資する先の
ロシアの「ズベルバンク」もまた真っ黒で、
『パナマ文書』にも名を連ねる脱税銀行として、
ウクライナ危機を機に欧米では制裁対象になっているそうです。

宗男さんや佐藤優さんは、
安倍の北方領土返還交渉が上手く行くかのように宣伝していますが、
説得力ありませんね。お二人↓は、バッサリ!
孫崎享「北方領土4島の返還など100%ありません」
池内恵「The Russians are happy to let Japan speculate on the topic,
but the chances of any substantial are zero.
(ロシアは日本にこの論題にヤマを張らさせ、
実質的な取引はゼロにさせることを喜んでいる。)」

安倍と親交のある住吉会系「日本青年社」のような右翼団体の
「私戦」&「私戦予備陰謀」は、黙認しておいて、
北大生の件に絡んで、常岡さんと中田先生に不当に容疑をかけて
邦人救出を阻むとは、政府のやり方は、あまりにも恣意的です。

現に安倍が盛んに口にした「テロとの戦い」を正当化し、
戦争法を成立させるためのショックドクトリンとして、
IS邦人殺害事件は作用しましたが、
もし、これが計画的なものであれば、
さぞや政府にとって、常岡さん、中田さんの行動は、
邪魔なものだったでしょう。

私戦予備陰謀罪とは、
刑法93条で、外国に対して私的に戦闘行為をする目的で、
武器や資金を準備、陰謀した者に、
3か月以上5年以下の禁固刑を規定している。〜というもの。
江戸末期に薩長が外国に戦争を仕掛けたケースを前提にした、
もはや死に体の法律を引っ張り出してきたものでした。

しかし、おかしいのは、
現行法では、「私戦予備および陰謀」には規定がありながら、
「私戦を実行した者」について処罰がないのです。
私戦の実行は想定できないという矛盾した理由からそうなったようですが、
中田先生の指摘は、
実際に私戦を行っている者は存在しているし、
背後には、予備および陰謀に該当するような傭兵を計画的に送り込む組織があり、
政府は、それをあえて見逃している、ということですね。



常岡さんの著書「イスラム国とは何か 」について
動画の「その1 」「その2」「その3」も必聴です!

常岡さん云はく、
「僕は誰よりもイスラム国を嫌っています。僕はイスラム教徒だからです。」
「イスラム国は、フセインのバース党の残党を首脳とする。
 彼らは反イスラム。
 戦略としてイスラム運動(カリフ制再興)を利用している。」
ツイッターでも常々、
「イスラム国の偽装宣伝に厨二病的な者達が吸い寄せられる」
というような事を言われていました。

安倍政権が、愛国右翼を偽装宣伝し、
ネトウヨを吸い寄せる構造は、
常岡さんが解説するイスラム国にも似ているように思います。


さて、皆さんも、覚えていますよね?

ISにパイプを持つ常岡浩介さんと中田考先生に対し、
公安が「私戦予備陰謀罪」の容疑をでっち上げ違法捜査を行い、
シリアで拘束された湯川さんを救出しようとする動きを
あえて妨害したことを!

常岡さんが、なぜご自身のツイッターで
〈常岡浩介容疑者〉を名乗っているのかは、
この警察の犯した犯罪的行為を周知させるためであろうと思います。
人命救助のためなら常岡さんも中田先生も、
警察に情報提供し協力を惜しまないであろうに、
警察は、家宅捜査によって情報を奪い取ろうとしたのです。

しかし、おかしいじゃありませんか?!

「私戦予備陰謀」と言うなら、
湯川さんをシリアに送り込んだ自民党右派連中こそが、
逆にこの容疑をかけられるべきではなかったのでしょうか?

集団的自衛権の行使を可能にする法案を成立させるための
ショックドクトリンとして用いられた、
「IS日本人人質事件」の湯川さんを誑かして、
武器を所持させ、シリアに送り込んだのは、
『頑張れ日本!全国行動委員会』に連なる人たちでした。

なぜ、日本の出入国を管理している入国管理局は、
武器を所持した湯川さんを出国させてしまったのでしょうか?
因みに日本の入管とは、こんな (漫画「ある日の入管」)ところです。

湯川さんが会員登録していた『頑張れ日本!全国行動委員会』は、
当時、田母神俊雄が会長、水島総が幹事長でしたが、
結成集会(2010年2月2日)には、安倍が基調講演を行っていました。
これは、いわゆる鳩山政権潰しを目標とする内容でしたね。
スローガンは、〈草莽崛起〉。

2015/10 鳩山さんが、
シンポジウム「日中友愛外交の道を探る」に出席しようと
明治大学に向かう車を取り囲んで脅したのも、
〈草莽崛起の会〉という連中でした。

『頑張れ日本!全国行動委員会』の結成集会の参加者は〜

安倍晋三(内閣総理大臣)
平沼赳夫(次世代の党党首)
下村博文(文部科学大臣)
高市早苗(総務大臣)
山谷えり子(国家公安委員会委員長、内閣府特命担当大臣(防災担当))
衛藤晟一(内閣総理大臣補佐官)
西田昌司(自民党副幹事長)
稲田朋美(自由民主党政務調査会長)
大江康弘(2010年4月~12月 幸福実現党)
城内実(外務副大臣)
中山成彬(次世代の党・落選)
西村眞悟(次世代の党・落選)
赤池誠章(文部科学大臣政務官)
萩生田光一(自由民主党副幹事長・総裁特別補佐)

『頑張れ日本!全国行動委員会』は、
日本最大の右派団体、『日本会議』の別働隊でしょう。
日本会議は、「新しい歴史教科書をつくる会」「北朝鮮拉致家族を救う会」
「北朝鮮拉致家族を救うブルーリボンキャンペーン」
「美しい日本の憲法 をつくる会」「在特会」
若者向けに「全国高校生未来会議」「ネットサポーターズクラブ」などなど、
多くの別働隊を持っています。

私の理解では、
素晴らしい日本映画「ゴジラ(呉爾羅)」物語のように、
日本人は自然を畏怖していましたが、
明治になって政府は、
古来の自然崇拝に仏教や修験道などが混交して成り立った
日本の土着の宗教、鎮守の森の神々を排滅し、
記紀神話をでっち上げ、官社を作り、
国家神道を国教としたのですね。
日本国中の神社が、津々浦々の村人から、素朴な信仰心を悪用し、
集金、集票する中央集権装置の役割を果たす
「神社局(のちに神祇院と名を変える)」が据えられます。
これが官僚勢力の総本山となりました。
敗戦後、政教分離の原則に違反していることから、
GHQによって「神祇院」は廃止されてしまいます。
ところが、実際は、全国79000社を束ねる「神社本庁」と名を変えて生き残り、
神社本庁は、中央集権復活を目論、
「神道政治連盟」を発足させました。
そして、この全国の神社本庁の神社の掌握から漏れた領域を
新興宗教を束ねて総浚いすることによって、
さらに補強する装置として生まれたのが「日本会議」です。
日本を守る会(1974発足) 
日本を守る国民会議(1978年発足)が統合し、
1997年、「日本会議」が設立されたということです。

「神道政治連盟(神社本庁)」➕「日本会議」によって、
《宗教を利用した全国集金集票システム》を作り上げると
いうわけです。

湯川さんは、中東に行く前に、彼やPMC JAPANの同僚は、
インド、インドネシアなどに渡航し、
アジア地域の拠点として現地法人を作るために、
駐日大使、軍の要人と会ったと述べています。

【湯川氏を取り囲んだ要人たち】
湯川氏と交友関係があったことが表面化している要人とは
 田母神俊雄 元防衛省航空幕僚 元空将
 西田昌司 自民党の参議院議員
 菅義偉 自民党の衆議院議員 官房長官
 水島総 チャンネル桜代表
 木本信男 元県会議員・自民党
 木本信太郎 県会議員・自民党
 国安正昭 元外務省官僚

▼湯川氏の経営する「PMC JAPAN」
湯川氏のの民間軍事会社「PMC JAPAN」の「顧問」は以下二人の元官僚と政治家であった。
・国安正昭
(元外務省官僚。現在は放射能影響研究所の評議員でもある。)
・木本信男 
(元茨城県会議員・自民党 自民党の水戸支部事務局長も務めた。)

▼湯川氏が立ち上げた「アジア維新の会」
「アジア維新の会」の茨城県事務所の担当者名は「きもと」
木本信男氏の息子で二世議員の木本信太郎氏の事務所と、
湯川氏が立ち上げた「アジア維新の会」のシリア支援募金の住所が同じ

▼「日本戦略研究フォーラム」
国に政策提言などを行うシンクタンク「日本戦略研究フォーラム」において、
国安正昭氏と田母神俊雄氏は同時期に評議員を務めている。
現在の「日本戦略研究フォーラム」も、安倍総理に近い「集団的自衛権の行使容認」の中心人物が、顧問や理事として顔を揃えている。

▼「頑張れ日本! 全国行動委員会」
田母神氏が会長を務め、
チャンネル桜代表である水島氏が幹事長を務めている。
「頑張れ日本! 全国行動委員会」の茨城県本部の代表が木本信男。

********

▼湯川氏後藤氏のケース・時系列

2013/12  民間軍事会社「PMC japan」HPの立ち上げ(PMCブログ)
       (2012年から事業計画)
       協力者に自民党右派議員など
       ・田母神俊雄 元防衛省航空幕僚 
       ・西田昌司 自民党の参議院議員
       ・菅義偉 自民党の衆議院議員 官房長官
       ・水島総 チャンネル桜代表
       ・木本信男 元県会議員・自民党
       ・木本信太郎 県会議員・自民党       
2014/1(4.8.30)湯川さん田母神と接触
2014/7/1 安保法案閣議決定
2014/8/16 湯川さんISに拘束
2014/8/26 常岡浩介 IS司令官から湯川さん裁判の立会い要請
       9月中田氏は外務省に事情説明し
       常岡&中田両氏ISに入国するもラッカ空爆で裁判中止
2014/10/6 常岡&中田両氏 私戦予備陰謀罪 家宅捜査
2014/10/22 後藤さんはトルコ-シリア国境コバニを取材
       同日、NHKワールド放送「Exodus from Syria シリア難民」
2014/10/25 後藤さんラッカ入り ISに拘束 
         11月初家族に身代金要求 外務省に相談
2014/12/10 特定秘密保護法が施行された
2014/12/24 第3次安倍内閣発足 11/21衆院解散 
         (衆院選12/2公示・12/14投開票)
2015/1/7  シャルリー・エブド襲撃事件 
        安倍 テロ非難の裏で「私はついている」発言
2015/1/16-20 安倍 中東訪問 
          17日エジプトで「テロとの戦い2億ドル支援」発言
2015/1/20 後藤さん湯川さん拘束の写真ネット公開 身代金要求殺害予告 
2015/1/24 午後11時湯川さん殺害写真ネット公開
       「アベあなたがユカワを殺した。もうカネを求めていない。
       サジダ・リシャウィの釈放を求める」(後藤氏が写真をもち音声メッセージ
       午後、同じ画像が後藤さん家族に届いていた)
2015/1/29 安倍は国会で人質事件について「領域国の受け入れ同意があれば、
        自衛隊の能力を生かし救出できるようにすることは国の責任」と発言。
2015/2/1  後藤さん殺害動画ネット公開
       菅記者会見 身代金についての考えは、
       「(金額にかかわらず)全くありませんでした。

***********


2016/11/01 常岡浩介さんがクルド自治政府に拘束


2016/10/24 「報道ステーション」で常岡さんのリポートが放送される。


2016/10/25 22時~TBSラジオ「荻上チキSession-22」常岡さんの現地報告
「“モスル奪還作戦”の開始から1週間。
イラク情勢とISILの今後~高橋和夫×吉岡明子×常岡浩介」


2016/10/31 実際は中田考先生の店ではない古物商店の家宅捜査。
盗品の売買を避けるため、帳簿をつける必要があるが、
その記録を残していなかった疑いが持たれ、
警視庁が、マスコミにリークた上で不可解な家宅捜査を行った。
しかも、クルドによる常岡さんの拘束と同日。

共同通信47news
イスラム学者の店など捜索
古物営業法違反、警視庁
2016/10/31 13:44

警視庁が家宅捜索した東京都豊島区の古物店=31日午後
警視庁は31日、古物営業法違反の疑いで、イスラム学者で同志社大の中田考元教授(56)らが経営する東京都豊島区の古物店と、同区内の中田元教授の自宅などを家宅捜索した。
捜査関係者によると、中古品を買い取った際に、同法に基づいて相手の身分確認をした結果を帳簿に記載していなかった疑い。
イスラム世界に広い人脈をもつ中田元教授を巡っては、北海道大を休学中だった男性が過激派組織「イスラム国」(IS)に加わろうとした事件で、警視庁が2014年10月、関係先として私戦予備・陰謀容疑で元教授らの自宅を捜索している。

***********

IWJウェブ速報

1.10月31日、突如、警視庁による家宅捜索を受けたイスラム学者・中田考氏が本日、東京豊島区で小さなトークイベントを開催、不可解な捜査への見解を語った。同日夜にはジャーナリストの常岡浩介氏がイラクのクルド自治政府当局に拘束されたことも報じられていた。@iwakamiyasumi

2.中田氏「私が捜査を受けたのと同じ日に、常岡浩介くんがイラクで拘束されていることが公表されました。常岡くんと私はイスラム国にも一緒に入った人間で、ともに2年前、私戦予備・陰謀罪の容疑で捜査も受けています。今回のタイミングは偶然にしては出来すぎている」@iwakamiyasumi

3. 中田氏「今回の捜査は寝耳に水。罪状は古物商の法規に違反したということ。古物商は警察に届け出て、免許も取ならないといけません。そして、物を盗んだ人が転売してお金に変えることがあるので、物が誰の手に渡ったかわかるよう、台帳をつける義務があります」@iwakamiyasumi

4. 中田氏「値段が高いものには身分証明書を提示させて記録しておき、これが犯罪だった場合に犯人が特定できるようにするためのものです。私自身が物を盗まれ、転売されたときに記録から犯人が特定されたことがあったので、その立法趣旨は合理性があると思います」@iwakamiyasumi

5. 中田氏「しかし今のリサイクルショップの実態は、中古品でなく、ゴミを集めているんです。いらない家具を捨てるのにお金がかかるので公共の機関よりも安く引き取る、もしくは引っ越しのときなど、いらなくなったものを無料で引き取る、そういうことがすべてです」@iwakamiyasumi

6. 中田氏「台帳につけるのは1万円以上で物を買ったときで、私もたまに店番をしていますが、そもそも一度もお金を払って物を買ったことはありません。つまり、売りにきた人の情報を記帳していなかったというよりも、そういう商売になったことがないんです」@iwakamiyasumi

7. 中田氏「そうした売買実績がないから台帳をつけていなかった。なので警察がくることがあってもおかしくはないが、まさか全国ニュースで動画つきで報じられるとは予想もしていなかった。Yahoo!ニュースで見て、呆然としました。マスコミに酷く怒っています」@iwakamiyasumi

8. 中田氏「古物店にはマスコミが大勢いました。そして私の店ではないのに私の店かのように報じている。店長も迷惑。調べもせずマスコミは警察発表をそのまま垂れ流したんです。そしてなぜかイスラム国と親交のあるイスラム学者として、私戦予備のことも報じました」@iwakamiyasumi

9. 中田氏「私が火薬で自爆すると考えたのか、店の前には消防車や救急車もきていたそうです。マスコミに警察からリークがあったのは間違いない。なぜ公安が私の古物商の話でイスラム国を持ち出すのか。何か理由があると考えるのが自然ですが、思い浮かぶ節がない」@iwakamiyasumi

10. 中田氏「同日、常岡くんの拘束が報道されたましたが、これは政府発表だったので、何か意味があるのではないでしょうか。『常岡は迷惑な人間で、こういう人間が迷惑をおよぼさないために法整備をしよう』というアピールだったのではないかと私は推測しています」@iwakamiyasumi

11. 中田氏「もうひとつ重大な問題がある。私たちが疑われている『私戦予備・陰謀罪』は『民間人が他の国へ行って他国と戦争するな』という法律ですが、鵜澤佳史(『僕がイスラム戦士になってシリアで戦ったわけ』著者)さんなど、日本人は海外で戦っているんです」@iwakamiyasumi

12. 中田氏「これから話す話は信頼筋から聞いていますが、証拠は上げられないのであくまで私の『推測』として聞いてください。25000万人弱いると言われるクルド人は『国を持たない民族』として、イラン、イラク、シリア、トルコにまたがって暮らしています」@iwakamiyasumi

13. 中田氏「今、トルコとイランは国として機能していますが、イラク、シリアは破綻国家化している。そこでクルド人はイスラム国やシリア政府と闘っています。ここで実は、日本人が私戦をやっている。右翼団体です。私の聞いたところでは死者も出ています」@iwakamiyasumi

14. 中田氏「日本の右翼団体などが、明らかな私戦をやっているんです。政府も当然、知っていながら、知らぬふりをしている。これが明らかになれば大変だ、取材中の常岡くんに書かれたら大変だということで、私も含めてもう一度(別件捜査)あったと思っている」@iwakamiyasumi

15. 中田氏「これが報じられていないのが不思議で、どこにも出てこないんです。証拠は出せないので固有名詞は出しませんが、戦っているのは右翼団体です。イラクの方には日本の右翼団体が昔からコネクションがあり、クルド人と仲良くしてきた。それはなぜか」@iwakamiyasumi

16. 中田氏「その理由は『民族自決』です。クルド人は国を持たない『悲劇の民族』と思われている。悲願の独立を叶えてあげようということで日本の右翼団体が入っている。右翼団体は反共でもあるので、ソ連のアフガン侵攻のときはアフガンに義勇兵を送っていた」@iwakamiyasumi

17. 中田氏「右翼団体とクルド人は繋がっている。そのことは政府も知っていて隠している。常岡さんは言ってはいけないことを平気で言う、何を言ってしまうかわからない人なので(笑)政府としては怖かった。だから監視下に置いたのではないかと推測しています」了@iwakami


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