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【GDP−27.8%】リーマンショックの原因は北京オリンピック… いま再び中国が窒息〜安冨歩氏

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GDPコロナ・緊急事態宣言で戦後最悪&安倍首相検査で病院。
リーマンショックを超えた負の衝撃をどう生き残るか?
一月万冊・清水有高× 東大教授・安冨歩

【概略】
・GDP 27.8%(4、5、6月/年率)ダウン。
 消費税増税で元々落ちていたが、コロナで戦後最悪の落ち込み。
・安倍総理の体調不良を民主主義体制下で国民に隠すのは大問題。
・安倍総理の施政方針演説(13年2月)は、親鸞の他力の思想と逆。
 (「日葡辞書」ポルトガル宣教師:立場とは… 「立場」を去らず討死する
 (用例)その人は立場を動きも離れもせず討死した)
・次期総理は麻生太郎との複数情報。
・ネクロエコノミーの誤魔化しが効かなくなっている。
・GDPが下がれば株価が落ちるのが普通だが株価はむしろ上がっている。
・投資家は日銀の下支えを信用し、ワクチン開発でコロナ禍は去り
 値上がりするという幻想をもっている。
・GPIF(厚生年金と国民年金200兆円の管理運用)は
 40兆円を株式運用している。
 国債だけだったが年金にシフト。そのうちなくなる。
・日銀は国内株式を40兆円、外国株式(主にアメリカ)45兆円、
 合計85兆円を株式投資した。
・外国債権(アメリカ国債)を35兆円買っている。
 国内債権はもはや全体の26%しかなく43兆円。
・アジアに投資(直はダメだがBCバイヤーズクレジットを噛まし
 日本のファンドを投入)すれば今頃は左団扇であった。
・アメリカの債権を買い支えてきたが、預金だけでなく、
 年金も突っ込むように命じられたものと思われる。おそろしい。
・「株価だけが高い」というのが異常だが、年金が絡んでいるので、
 株価を下げる訳にいかない。
 日銀、政府、GPIF、投資家も「株価が下がるとおわり」。
 一蓮托生になっている。
・従来のバブルは「実体経済よりも過度に評価された株価が弾けて下がった」
 実体経済と上がった株価の乖離が少なかったが、
 今は、日銀、年金を含めて株価を吊り上げているのでこれが弾けたら
 かつての世界恐慌の比ではなくなる。
・想像を絶する大変な時代に生きている。
 ケインズは1930、40年代に「この経済システムは人間の幸福とは
 なんの関係もない」とキレていた。この状況を見るとどう思うか!
・真剣に考えねばならないのは、リーマンショックの少し前から、
 とんでもない構造変化が起きている‼︎
・資本主義経済システムが出来上がるプロセスには、90年からこの30年間、
 「中国の爆発的成長」があった。
 天安門事件(1989)以降、金儲けに狂奔し、
 嬉々として資本主義システムの手足となった。
・リーマンショック(2008年9/15)は、アメリカの不動産証券投資が
 引き起こしたと思われているが、それはおかしい。
 リーマンショックの原因は北京オリンピック(2008年8/8〜8/24)である。
 北京オリンピックの前に中国政府が思い切りアクセルを踏み込み、
 終わったらアクセルを緩めた時に、リーマンショックが起きている。
 北京オリンピックが終わって、3週間後にリーマンショックが起きている。
・「リーマンショックの原因は北京オリンピック安冨説」は、
 中国経済にはそんな力はない、と言っていたが、中国の成長に支えられてきて、
 北京オリンピックでアクセルを踏み込んだから、アメリカでバブルが起き、
 中国がアクセルを緩めたからアメリカがストンと落ちて
 リーマンショックが起きたのである。
・今はちがう。中国から起きたコロナ、習近平によって、
 中国経済はもう一度窒息させられようとしている。
 中国の発展は、何十年も政府の締め付けを緩めただけのことだった。
 金儲けが大好きで勤勉で教養豊かな国民が押さえ付けられていたが、
 放された途端に、自腹でアメリカの大学院に子供を行かせて、
 ジャックマー(アリババ)のような人を次々と出した。
 中国政府は何もせず搾取してきただけ。
・中国国民の自由を奪い、中国の金融システムの中枢の
 香港を潰そうとしている。
・1000年に一度の出来事を享受したが、中国の成長が終わりつつある。
 20年後には中国の高齢化は日本を抜く。
 中国に成長を継続する力はない。
・中国の繁栄の半世紀のプロセスは、
 代打で北京オリンピックで一回アクセルを緩めブレーキを踏んだだけで、
 リーマンショックが起き、再び、中国社会が窒息しかかっている状況下で、
 世界経済が90年代2000年代の繁栄を享受できるかは疑問…。
・日本だけでなく世界経済は「株価をもたせるために何もかも犠牲にしている」
 生き生きとした経済ではない(=ネクロエコノミー)。ゾンビだらけである。
・第一作目「ゾンビ」の最後はゾンビがショッピングモールに集まってくる。
 彼らは安売りに群がり買い漁ってきた。モールは彼らの場所であり思い出。
 ゾンビのように「金さえ刷ってくれればいい!カネ〜カネ〜」となっている。
・江戸システムに戻した方がいい。「老中制」に移行した方が良い。
 江戸時代はあらゆる仕事が複数制だった。
 東京都も北町奉行と南町奉行の2人。月番で全チーム交代。
 総理大臣にあたる老中は5人いた。月番で回して重要問題は合議。
 将軍は1人だが、仕事は主として繁殖(大奥)だけ。
・自民党の黄金時代の三角大福中
 (三木武夫・田中角栄・大平正芳・福田赳夫・中曽根康弘)が、
 血みどろの派閥抗争を繰り広げていた。
 ロッキード事件も内部の足の引っ張り合いで起こした。
 田中角栄を筆頭総理にして三角大福中が月番で回していたら安定した。
 民主党も小沢一郎を筆頭総理に、鳩山、菅で回せば良かった。
 日本国憲法でも問題ない。
 日本は人口(1億2千万人)も多いので、総理1人では無理がある。
・中国の成長がおわり、株価を投資家、政府、日銀、GPIFがささえている、
 世界中で同じ異常なことが起きている。
 これが弾けた時の事を考えて備えておいた方がいい。
・貨幣とは、人を助け助けられた交換の時に生まれる。
 イエスキリスト「人を惑わすマモン(金)を使って友だちを作りなさい。
 そうすれば友だちがお前を永遠の住まいに迎え入れてくれる」
 この金を使って友だち出来上がるかなと思う所で買い物をすれば良い。
 不況になると権力システムが壊れる。そこにチャンスである。
 権力が独占していたものが落ちてくる。落ちてくるぼた餅を拾え!
・GDPが27%消えると全てが吹っ飛ぶはず。記念すべき日。
 何も起きていないのは、無理やり銀行と経営者が支えているからだが、
 いずれ支えられなくなる。27%の人が失業するということ。
 リーマンショックの時の失業率が5.5%。
 カネを刷ればいい!というのは、カネ〜カネ〜ゾンビ。
・ぼた餅を拾うには、簿記会計を学んだ方が良い。
 貨幣とは何かを理解しておく必要がある。
 貨幣の本質をみるべき。お金が欲しければ、お金に捕われるのでなく、
 お金を生む「価値」の方に目を向けねばばらない。
 


Dawn of the Dead (1978) | Original Trailer

Francine Parker:
What are they doing? Why do they come here?
Stephen:
Some kind of instinct. Memory, of what they used to do.
This was an important place in their lives.

ーーーーー

4~6月期GDP、年率27.8%減 過去最大の落ち込み
日経新聞2020/8/17 8:50
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL17HSS_X10C20A8000000/



内閣府が17日発表した4~6月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除く実質で前期比7.8%減、年率換算では27.8%減だった。マイナス成長は3四半期連続で、減少率は比較可能な1980年以降でこれまで最大だった2009年1~3月期(前期比年率17.8%減)を超えた。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言などにより、経済活動が停滞したことが影響した。1~3月期は年率換算で2.5%減だった。QUICKが集計した民間予測の中央値は前期比7.6%減で、年率では27.1%減だった。

生活実感に近い名目GDPは前期比7.4%減、年率では26.4%減だった。名目でも3四半期連続のマイナスとなった。

実質GDP増減への寄与度をみると内需がマイナス.4.8%分、外需がマイナス3.0%分だった。

項目別に見ると個人消費は8.2%減と、減少率が1980年以降で最悪だった14年4~6月期(4.8%減)を超えた。3四半期連続のマイナスだった。新型コロナ感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言などを受けた外出や営業自粛の影響で、旅行や外食などサービス消費を中心に落ち込んだ。

設備投資は1.5%減で、2四半期ぶりのマイナスだった。企業収益や国内経済の先行き不透明感の強まりで、機械などへの設備投資が落ち込んだ。民間在庫の寄与度は0.0%のマイナスだった。

住宅投資は0.2%減と、3四半期連続のマイナスとなった。新型コロナの感染拡大を受けて経済活動が鈍り、住宅の新規着工にも遅れが目立った。公共投資は1.2%のプラスだった。

輸出は、自動車などが落ち込んだほか入国制限の厳格化で訪日外国人が激減して、18.5%減となった。輸入は、原油需要が落ち込んだことなどから0.5%減となった。

総合的な物価の動きを示すGDPデフレーターは前年同期と比べて1.5%のプラスだった。輸入品目の動きを除いた国内需要デフレーターは0.0%のプラスだった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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