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4/4 NHKスペシャル『感染爆発をどう防ぐか』〜山中教授が尾身先生に聞く

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尾身先生の
「今は戦時中ですから」という言葉に、
改めて、「そうなのだ」と思った。

戦争責任をとっていない日本。
戦犯を免れて総理大臣になった男の孫が、
「人類がコロナウイルスとの闘いに勝つ証として、
 完全な形で東京オリンピックを」と、
まるで「特攻」を命じるかのような狂気じみた会見をしたのは、
ほんの2週間ほど前のこと。




京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授と
新型ウイルス感染症対策専門家会議副座長の尾身茂先生の
Q&A

山中:日本よりはるかに厳しい対策をしている
NYやロンドンはかなり酷い状況になっている。
一方サンフランシスコは持ちこたえている。
日本は今後どうなるのか?

尾身:都市部は、感染が急増している。
オーバーシュートとは感染が2、3日で「倍増」すること。
東京は4、5日で倍増中。オーバーシュート目前である。

緊急事態宣言を出す場合に重要なことは、
①理由をはっきりさせる。
②何を目指すのか目的をはっきりさせる。
③特措法の多数できることのうち何をするのかをはっきりさせる。
④市民にとってどんな意味があるのかをはっきりさせる。
・個人的意見としては、ロックダウン(都市封鎖)をする必要はない。
 その代わり、やるべき事、やって良い事をはっきりさせる。

緊急事態宣言が出た場合やるべき3つのポイント。
「国民の行動変容(休業と補償はワンセット)」
「医療崩壊しないように医療強化」
「クラスター サーベーランス(監視強化)ができる軌道にもどす」

山中:緊急事態宣言が出た場合、強制的に休業となる飲食店など、
イギリスの友人の場合は、300万の補償、税金免除となっている。
日本も手厚い補償が必要だと思うがどうか?

尾身:休業を要請する場合は、国が経済支援をするべき。
特措法には経済支援は入っていないが、
政治的決断をしなければならない。

山中:コロナとの闘いは、マラソンのように長い闘いだが、
最初はスタートダッシュで早い徹底的な対策で封じ込め、
緊急事態宣言がその号令となるのではないか?
しかし、それで終わりではなく、長い闘いになると思うがどうか?

尾身;オーバーシュートは、武漢が第一の山。
今、我々は第二の山に直面している。
この山は、緊急事態宣言をして下がってもゼロにはならない。
長い闘いになる。

ーー

東北医科薬科大学特任教授…賀来満夫
「地方も東京を後追いする状況である」

神奈川県立足柄上病院総合診療科医長…岩渕敬介
「急増する患者にどう対応するか危機感を募らせている」
「3月中旬、クルーズ船からの受け入れをして一段落し
地域での感染はまだなかった。
現在、感染者病床は満室になった。
一般病床で患者を受け入れざるを得ない」
「院内感染、特に職員の感染を防ぐことが課題。
感染防護具、マスク、ガウン、フェイスシールド等が不足。
安定供給が重要。」

ーー

山中:臨床の医療従事者に非常に負荷がかかっている。
国が先導して、マスクなどの感染防護具を
優先的に医療現場に供給しなければ
医療崩壊がおこると思うがどうか?

尾身:コロナとの闘いのいちばんの主戦場は「現場」である。
国民の行動変容と、医療の現場。
医療現場とは臨床とクラスター(行政)。

防護具など医療現場へのサポート。
pcr検査に辿り着くまでのプロセスが不十分。
緊急事態宣言を出した場合、国も都道府県も、
スピードを上げて法的にサポートすべき。





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