この日の名言
「辺野古埋め立ては、ネバーエンディング工事ですね。
誰からも愛されない サクラダファミリア状態」
〜 明石順平


明石順平さん サイン
IWJ 明石順平さん インタビュー
『データが語る日本財政の未来』著
IWJインタビューの
>明石順平さんの
本当に話は、本当にヤバイ…

聞いていると、
喉がカラカラに渇き、胃がぎゅっと痛くなるような、
けれども、覚悟を決めて直面せざる得ない話だ。
約3時間半のロングインタビューの
毎日勤労統計の話は、当ブログでは今まで沢山書いてきたので、
そこの所は、端折って、
まさに、データが語る…恐ろしい日本財政の未来の話の
がーーーーん❗️と来る部分を
およそ文字起こししてみた。
『ノストラダムスの大予言』という書物があったが、
明石さんのこの新書は、
データが語る予言を受け取ってしまった、
明石順平が書き綴ったものなのだから、
彼は、データ(事実。資料)のメッセンジャーだということになる。
……その今日の本編の前に、
オーストリア在住の日本人『テキシア事件』の被害者の方が、
綴った文章を読んでいただきたい。
なぜ、これを紹介するか…
おそらく、読んでいるうちに、
ジワっとくる方は、ジワっと感じられると思うが、
「テキシア」と「日本」がフラクタルに見えてくるのだ。
「テキシア」の詐欺は、「日本」の詐欺の縮小版に見えてくる。
地下茎のように繋がる詐欺人脈…
詐欺を詐欺で隠すその手口…
表看板は、
「私はKING」という詐欺師と
「私は国家」という詐欺師。
しかも、
その「KINGさん」と「国家さん」のお友達は繋がっている
という事が見えてきているのだから、
「テキシア」摘発とは、
またもや、ある種のトカゲの尻尾切りなのではないだろうか…
ーーーーーーー
[1023] Re: WFCコインの実体
投稿者: ワライカワセミ 投稿日:2018年 8月23日(木)22時44分56秒
詐欺師大嫌いさん
はじめまして。
私は、テキシアの事など全く知らずに、友達からの紹介で、世界三大投資家のジム・ロジャーズが経済紙フォーブスでWFCの良さを語る、6月のロシアワールドカップで世界へ向けて大々的に宣伝される、1wfc$3が将来的には1wfc$500になるなど、スゴいコインだ!!という言葉を鵜呑みにしてしまい、教えてもらった、当時まだ未完成だったウェブサイトから購入してしまいました。購入後の自動返信はおろか、その後、二ヶ月間一切の応答がなく、フォーブスでも語られず、ワールドカップでも全く宣伝されなかったことにより、詐欺だと気付き、然るべき機関(警視庁、弁護士、越境消費者センター、シンガポール日本領事館など)に送った内容の一部抜粋をご参加までに下に載せますね。この掲示板から得た情報を時系列的におおよそまとめるとこんな感じだと思います。
一応、私や知人は、全額返還されましたので、お知り合いで、このゴミくずのようなコインを保有されてしまった方は、すぐさま返還手続きをされることをおすすめします。
記
現在、シンガポール在住のKINGこと銅子正人による大規模で実に巧妙な投資詐欺が仕掛けられてまして、西日本を中心にオーストラリアのブリスベンまで被害が拡大しております。
これ以上被害を拡大させないためにも、被害者の会を設立し、刑事告訴できないものかと思いまして、相談させていただくことにしました。
個人的に調べた結果、判明したことは、
KINGこと本名:銅子正人、偽名:田中正人、昭和52年5月2日生まれ、福井県出身、シンガポール在住。
KING CLUBという新興宗教のような団体を運営し、自身はスピリチュアルシンガーとして教祖のような立場をとる。
https://www.king-club.site/
https://www.facebook.com/kansya5252/
また数年前に金融庁へ金融商品取引業の未登録で、テキシアジャパンホールディングスという投資会社を偽名:田中正人で設立し、途中から配当が遅れたり、されなかったため、詐欺とバレて、名古屋で2017年10月頃に弁護士を中心としたテキシア被害者の会が設立され、2018年4月頃、名古屋の裁判所の法廷で、被害者への返還を現金ではなく、仮想通貨(暗号通貨)ワールドフレンドシップコインで返還すると弁明し、テキシア被害者には、結局、現金でもなくワールドフレンドシップコイン(WFCのICOトークンと言う形)でもなく、契約書という名の紙切れを配布したとのことです。
https://www.texsearjapan-higaisya.com/
https://www.worldfriendshipcoin.com/
ちなみに裁判所で配布された契約書やワールドフレンドシップコインの販売書として、以下の連絡先が掲載されているということです。
東京都墨田区千歳3丁目12-7
株式会社ブラックダイヤモンド
代表取締役:小川清志
こういった背景から、ワールドフレンドシップコインは、表向きのロシアのサハ共和国のダイアモンド採掘事業のために発行されたコインではなく、テキシアが訴えられたため、被害者への返還を現金ではなくコインで返還するために作られた詐欺コインであるというのが実体です。
現在は、テキシアから資金調達が難しくなったため、前科ありのオッサン方が全国でワールドフレンドシップコイン(WFC)のセミナーを年金受給の高齢者向けに開いていて、資金集めを続けているとのことです。
主に名古屋を発信源とし、北陸、九州、沖縄方面、加えて、名古屋出身の人物がブリスベンに住んでいることから、ここブリスベンでも仮想通貨ブームに乗ろうと(テキシアの事情など知らずに)、、、被害が拡大しています。
さらに上述したKING CLUBの会員に向けては、KINGがチャーターを手配し、広告塔に元久間防衛大臣を利用し、170名の会員をロシアのサハ共和国に連れて行き、ワールドフレンドシップコイン(WFC)のダイヤモンド事業を信じ込ませ、洗脳し、コインを購入させたとの事です。会員のご家族が洗脳を解き放とうとしても難しいとの事です。
また、過去にさかのぼりまして、テキシアジャパンホールディングスが設立された背景には、ライフステージという同じ条件下(金融商品取引業未登録、会長:白鳥ほか)の詐欺投資会社
lfmischief.hotcom-web.com/
が2012年ごろ訴えられたため、被害者への返還のための資金調達目的で、KINGが田中正人という偽名で新たな詐欺投資会社テキシアジャパンホールディングスを運営し始めたそうです。
最後に、このワールドフレンドシップコインが仮想通貨詐欺罪で訴えられないために、KING側のシナリオとしては、形式上、Tripple DICE
Exchange(TDX)シンガポールの取引所
https://www.triple-dice-exchange.com/
へ8月8日ごろ上場させ、上場後は、KINGの側近やWFCの幹部が空売りして暴落させて、このコインの存在を帳消しにする予定だそうです。この一連の作業をすることによって、詐欺コインと認定されるのが困難になるそうです。
Tripple DICE Exchange(TDX)の代表者は下記のとおり日本人です。
MYTHOLOGY HOLDINGS PTE LTD.
488 SIMS AVENUE # 02-00
SINGAPORE(387560)
CEO TAKUYA HASHIYADA
このTripple DICE Exchangeはいわくつきの取引所で、お金を積めば、上場させてもらえることから、扱っている仮想通貨はどれも詐欺コインらしく、TDXに上場する=詐欺コインですと言ってるようなものとの事です。
その他、高齢の主婦層および年金受給者の高齢者層をターゲットに、彼らを信じ込ませるため、これまでの投資詐欺で集めた資金で、福井県のさびれた神社を買い取り、見かけはチンピラまがいのKINGですが、ある時は神主になったりします。
ーーーーーーーーーーーーー
明石順平
「足の出ない飛行機。軟着陸できない。
まだ燃料があるから飛んでいるんです。
ここでいう燃料というのは、信用ですよ。
今、まだ騙せてるから燃料はあるんで、
本当は着陸したいなぁと思いながら、
グルグル飛んでるわけですね。
やめるって言ったら、着陸するって事ですから、バン‼️
やめるって言えないんです。」
明石
「国債についてはどうするのかな、と。
金利を押さえつけておかないと、
ちょっと上がったら、もうバーン!ですから。
財政がもたなくなるんですよね。利払いが。
毎年借換債も含めたらすごい額を発行してますよね。
140~50兆発行してますから。
毎年毎年 発行している国債の金利が上がっちゃうわけですよね。
で、借換債は毎年140〜50ありますから、
高い金利の国債にグルグル入れ替わっていって、
金利がうわーんと上がっていくと。
その金利をどうやって返すの?と言ったら、借金よね、これも。
え!また借金 増えるのこの人達ってなって、
翌年の国債の人気が落ちてくるので、また金利が上がっちゃうみたいな
負のスパイラルが生じるんで、
金利を押さえつけておくしかないんですよ。今がそうですけど。」
明石
「負債が大きいので、日銀の金利の押さえつけをやめたら、
負のスパイラルが発生しますから。
金利が上がる、借りるお金が増える、国債の信用が落ちる、
また金利上がる、と、グルグルスパイラルになる恐れがあるんで。
これを押さえつけるには、極端な増税とか、
緊縮しないといけないですけど、しないじゃないですか。」
岩上安身
「もはや平時ではできないですね。
戦後直後のハイパーインフレのような状態。
どんどん国債の価値が毀損される事と同じじゃないですか。
インフレが100倍になったら、
持ってる資産が1/100になるのと同じで。
戦時国債は全く紙みたいになりましたよね。
国民が強制的に買わされていたものが。
あれと同じことになるわけでしょ。
じゃあ、国債を早く売るとかっていう風になりますよね」
明石
「そうですね、それを統制する法的根拠はない。今はない。
緊急事態条項が通ったら、できますね。
預金封鎖もできるし、なんでもできる。」
岩上
「皆さんの預金を下ろさせないこともできるし、
新円切り替えによって、持っていたこれまでの資産はぜんぶ旧円ですから、
期日までに新円切り替えにしなかったらゴミです。って事。」
明石
「そうですね、新円切り替えと組み合わせれば、できちゃうんですよね。
預金した人には新円をあげるけど、
預金しないとあげないよ、って言って、預金させて。
で、預金に思いっきり、ガッって課税して、パッて取っちゃえば」
岩上
「戦後直後に緊急勅令でやったウルトラ財産税。
ネコソギ〜って感じで持っていくと。
いま、富裕層だと、株長者になった人もいますけど、
破綻のあとは株長者からも片っ端から巻き上げるでしょ?」
明石
「おっしゃる通りで、追い込まれたらなんでもやるんです。国家は」
明石
「憲法改正で緊急事態条項が入るってなったら、
私は真剣に海外移住を考えますよね。
財産も取られちゃいますし、私みたいな反安倍的な人は、
サクッと逮捕されちゃいますよ」
明石
「ほんと無敵状態になりますね。
でもそんな事したら、通貨の信用が維持できない。
〈刷って巻けばいい〉みたいなことを主張する人が結構いるんですけど、
そんな事をしたら、円の信用を保てないですね。
たぶん、マネタリーベースとマネーストックの区別もついてないのかな、
と思うんですけど。」
岩上
「庶民に届くようにするんだ、と言っているつもりなんじゃないですか?」
明石
「そうですね。
いま、日銀の金融緩和って、(買いオペ)民間銀行から国債を買い取って、
代わりにお金をあげているわけですけども、
マネタリーベースって、お金の在庫が膨らんでいるだけなんですよ。
貸し出しに回らないから、
実際に世の中に出回っているマネーストック これが増えない。
我々の懐に入る金が増えない、と。
だから、そんなにインフレになってないわけですよ。
みんなが持っているお金が増えないから。
でも、お金を刷って、とにかくお金を使え!ってなると、
こっちの、マネーストックが確実に増えるんですよ。ここが違う。
ここがたぶん分かってない。
マネーストックが増えていくと、
それはみんなの持っている金が増えますから、
それは物価は上がるでしょう。
あと、お金を刷って配るような真似をしたら、
ここ、重要ですけど、投資家がそれをどう見るかですよ。
だって、お金を刷って配りまくったら、
お金の価値はどんどん落ちていくわけですから、
あ、円 ヤベーな!って、円売りに走るに決まってるんですよね。そんなのは。
だから、円の価値も落ちていって、
マネーストック増によるインフレ、円安によるインフレ、
この2つが重なってもう凄いインフレになっていくと思うんですよね。
その先も重要なんですよ。
インフレになったら、結局、物価が上がっていったら、
それに合わせて生活費とかが増えますから、
結局 政府のお金を増やしていかなきゃいけなくて、
それは今、事実上 財政ファイナンスしているのと同じですから、
財政ファイナンスでお金を賄っちゃうと、
余計に円の信用が落ちていって、どんどん円の価値が下がっていくという、
スパイラルが起きるんですけど、
でも、円を刷って配れ!って言っている人達は、
そんなものは起きない!って言うんですね。」
岩上
「マネーストックの所で配って、
それでみんなの消費をしてれば経済が活性化する、
これは確かにそんな風に思いますよ」
明石
「確かに物価は上がると思います。
でも、その後なんですね。
ものすごい物価が上がった時に
押さえ付ける手段があるのかっていったら、ない訳ですよ。
今は人類史上最大の買いオペレーションをしている訳ですけど。
国債を滅茶滅茶買い取って、代わりにお金をあげている訳ですけど。
普通だったら、インフレになったら逆をやるんですね。
国債をガッて売って、ワッと吸収すると。(売りオペレーション)
でも、今やっているのは、人類史上最大の買いオペですから、
そんな逆回転なんかさせたら、国債が大暴落するわけです。」
岩上
「そうですよねー」
明石
「で、急に金利が上がってとてもじゃないけど払えないですから、
そうすると結局、直接引き受けして誤魔化すとかいう手段しか
なくなっちゃうんですよね。デフォルトを防ごうとしたら。
そんな事をしたら、海外投資家の人だとか、まあ、世界から見たら、
あ、コイツらはもう最後の状態だ!と。
もう破滅している!と。
直接引き受けをやったらもう、マネーストックがワーっと増えちゃうのは、
そんなのは分かりきってますから、円ヤバイ!ってなって、
どんどん円の価値が下がっちゃうと。」
岩上
「ものすごい暴落でしょうね」
明石
「ものすごい落ちると思います。」
岩上
「日本というのは、食料自給率がものすごい低いですから」
明石
「そう、ものすごい暴落した時に、そこが初めて分かるでしょう。」
岩上
「そこが猛烈に悪くなっていて、かつTPPやFTAで
日本政府は、農業とか畜産業は、ほぼもう壊滅しても構わないって
腹をくくっちゃっている訳ですよね。
その延長上に種子法の廃止っていうのもありましたし、
今度、種苗法(しゅびょうほう)、というのが出てくるんですね。
自家採種、自家増殖 、自分が育てて種を取ってそれを蒔いてというのを
プロもアマチュアもやっている。家庭菜園や半農の人は、
何かあった時になんとか自分のところだけ賄えるという状態だったけれども、
ところが、自家増殖の種を蒔くことは許さないという法律ができるんです。
必ず、店舗で売っている有料の遺伝子組み換えの種子を使え!
ということが義務付けられる。
もし、自分のとっておいた種を使ったら、罰される。」
「もしインフレが起きたら、一番大切なものは食い物じゃないですか。
戦後直後がそうだったように、着物を持って農村に行って
芋をもらって帰るというような事をして飢えを凌いだ訳ですよね。
でも、やっちゃいけないんですよ!
真剣に田舎に住んでる人も、金はないけど都会と違って
山にも裏庭にも畑があるし田んぼもあるからいいんです、と言っている人、
それ、アウトになるからね、っていう話。
これが完全に整備されていくと、
日本の穀物持久率は14%くらいにまで下がるんです。
その時に、ハイパーインフレが起きて、海外から売りつけられて
海外はわざと高値にしなくても円が凄まじい勢いで落ちているから、
海外のものはめちゃくちゃ上がる訳ですよね。
これ、買えませんわね。」
明石
「これはもう、凄いことが起きるでしょうね。
飲食店がもう、ぱーーーっと消えてくんじゃないですか。」
岩上
「どうやって日々のご飯をってそこですよね。
どうやって手に入れるかですよ。
田舎暮らしをしようと田んぼを押さえておこうと、
その田んぼは自家増殖してますから、ダメです!と言われたら、
大変なことになりますよ。」
「あの戦後の破綻は起きうると。」
明石
「まあ、どれだけ物価が上がるのかは分からないですけど、
こんな事を言っても、誰も信じてくれないんですよね。
でも、論理的に考えれば、そこにしか行き着かないんですよね。
で、戦後より悪いですからね、状況は。
だって戦後の高齢化率は、3%でしたからね」
岩上
「今は3割くらいですよ。今の時点で。
若い肉体があれば乗り越えられますけど、
医療も崩壊しますよ。」
明石
「医療が一番影響を受けますね。医療、福祉分野。
まさに今いちばん雇用が伸びている分野ですけども、大ダメージですね。」
岩上
「年金はタダ 同然になりますから。」
明石
「社会保障費は、だいたい多くを占めているのは医療年金介護です。
これはだいたい老人にかかっているお金ですから、
これが全然 捻出できなくなるって事なんで、
もう想像もしたくないような悲惨な世界が広がってるんでしょうけど。
だから、みんなそれを信じたくないから、
私の本を読んでも信じてくれない人が多いですね。」
明石
「ハイパーインフレというのは借金をチャラにする手段の
一番極端なやつなんですよね。
どう考えてももたないから、そこしかないんですよね。
行き着く結論が」
岩上
「これを自然現象のような事を言うんでしょ?」
明石
「なんか言い訳するんでしょうね。
まあ、長い目で見ちゃえば、アベノミクス云々というか、
それ以前の話で、そもそももたないな、と思いましたけど。
どっかでもうもたなくなるんだなあと思いましたよね。
そうすると、現政権の責任というか、もう脈々と受け継がれて
最終的にこうなったっていう感じにはなりますよね。」
明石
「だから先人たちは、今 もうこの世にいない人達が一番特をして。
将来世代への先送りって言葉をよく聞くんですけど、
何言ってんの❓と思うんですよ。
未来の自分に先送りしているだけだからね、っていう。」
岩上
「我々世代ですよ。結構、近いところまで来てますよね」
明石
「バーン、と来た時に一番被害にあうのは、その時の高齢者ですね。
通過崩壊したら、荒れ果てはするでしょうね。
インフラの整備とか、もう人も金もないんで、
できなくなるでしょうね。
道路はボコボコとか、橋は落ちるとか、トンネルが崩落するとか、
トンネル崩落とか今でも起きてますよね。
あれがもっと酷くなるっていう。」
「公共事業は、実は
景気のいい時にガーンとやって、
高度成長期にやってる。そのあと下火になって、バブル期にガーンとやって、
高度成長期のやつはとっくに対応年数が厳しいもので全取っ替え、
バブル期のものももう劣化なんですよ。
取り替えなきゃいけない需要の山が来ているんです。
ところがそこに全然、金を回さないで、
アベノミクス第3の矢と言いながら、数字のトリックで、
全然、財政出動していないですよね。
明石さんもお書きになってましたよね。
あたかもやっているかのように。」
明石
「戦闘機とかいっぱい買っちゃったりとかね。
なんで❓って思いましたけどね。
言われたやつをそのままホイホイ呑んでるんでしょうね。
お前、買え!ハイ!みたいな。」
ーー
岩上
「年金が溶かされている。
どうしたらいいんですか…」
GPIF(年金積み立て金管理運用行政法人)の2018年10~12月期の
収益額は14兆規模の損失。
GPIFはかつては資産の7割を国内債券で構成していたが、
14年度に積極運用に転換。株式の運用比率を国内外合わせ50%に
高める方針を打ち出した。
18年9月末で51%を超えており、株安の影響を強く受ける。
18年4〜12月期でみると損失は6兆円規模になる(日経新聞)
岩上
「これ究極の八百長ですよね。
こっち側で日銀が持ち上げて、それでGPIFで株式運用して、
で、儲かると。」
明石
「しかも、これね、日銀がアシストしてるんですよ。
運用比率を50%に高める…
逆にいうと、GPIFが持っていた莫大な国債を
誰かが買い受けなければいけなくて、
日銀が買い受けているんですよ。これ。」
岩上
「なるほど。国債を保有していた。これを崩すんですから、
誰かが買わなきゃいけない。」
明石
「そう、ちょうどタイミングは、
黒田バズーカ第二弾と同じくらいの時期ですから。
だから、これ、構成を変換して、
物凄い 売り圧力がかかっちゃいますから、
そこを日銀がアシストしてパッと吸収したわけですよ。」
岩上
「コンビ組んでやってたんですね」
明石
「そうです。コンビ組んでやっている。」
岩上
「それで株価も落とさず…国債を手放させたのを日銀が
すぐに買い取ることによって、国債の相場は落とさず。 」
明石
「そう国債も落とさず、株価も上がる」
岩上
「国債の保有者を取り替えたみたいな状態で、
だけどこれは株が上がり続けるだろうという
前提だったわけですけど……。
株安の影響を強く受けて6兆円の損失ですよ。
6兆円ってどうすんですか!」
明石
「どうすんでしょうね。
消費税2%の増税分よりも上回ってますね、これ」
岩上
「バカみたいなことやってるんですけど」
明石
「まあ、擁護派は、これは含み損だからいいんだよ、
って言うんですよね。いずれ上がるからいいって。
含み益になってもそうですけどね。上がっても下がっても
売れないですから、これ。
どうなんでしょうね。
ただ、超極端な円安とかになったら、株価がふわ〜っと上がってきますから、
ひょっとしたらそれで解決するかもしれないですけどね。
一旦、通貨が暴落したらボーンと株も落ちるかもしれないですけど、
長い目で見たら、うゆーんと上がって行くでしょうから、
そうすると、その上がっているうちに、チョコチョコって売り抜けて、
なんとかするかもしれないですし、そこはわかんないですね。
彼らもわかんないと思いますよ。
だって、人類初のことをしてますからね。」
岩上
「すごいですね〜。
ワイマールの財政とか制度とかっていうのも、
人類初の実験みたいなところがあったじゃないですか。
あれに匹敵するくらいの人類史的実験ですよね。」
明石
「そうですね。中央銀行とこれがタッグを組んで、
市場を歪めているというのは、間違いなく人類初でしょうね」
岩上
「この人ね、(黒田のこと) 金利を下げるのが目的だって言った事も
あったんですよ。ゼロ金利、マイナス金利、って、
どうすんすか? マイナス20%って、
なんか氷点下みたいな感じになっちゃいますけど。
金融機関は破滅しますよね」
明石
「うん、どうされるの?って
もういま破滅しかかってますよね。」
岩上
「それの症状として現れているのが、サブリース問題だったり」
明石
「そういう無茶な貸し出しが増えるんですよね」
岩上
「それで三井住友であるとか三菱UFJとかのメガバンクが
各自治体の会計を 行員も派遣して引き受けてたわけですけど、
年 数千万の人件費を含めた経費がかかるので撤退すると。
業務の引き受けをやめますよと。
で、地銀は死にかけているわけですよ。」
明石
「そうですね。地銀が一番の被害者ですね」
岩上
「バブル崩壊でもコケなかった名門地銀の駿河銀行が、
通帳のお金を偽造するという。
通帳のお金を偽造するなんて、偽金だよ!って
エコノミストの田代さんが言ってました」
明石
「すごいですよね。題名忘れましたけど銀行関係の本読んで、
ああ、滅茶苦茶だな、と思いましたね」
岩上
「日本中が近い将来、3割くらいが空き家だらけになるのに、
サブリースなんか、どんどんアパートを作らせている。」
明石
「おかしいんですよ、アパートが増えていくって。
絶対おかしいですよ。確実に将来的に不良債権問題になって、
バブルの時みたいに、潰れていきますよね。
みなさん、バンザーイですよ。
バンザイした時に地銀が耐えられますか?
地銀から金を吸い上げてメガバンクって運営しているわけですよね。
メガバンクって耐えられますか?」
明石
「そうなるんでしょうね。わかんない。
メガバンクだからって大丈夫っていうのは通じない。
長銀だって破綻しましたしね。」
岩上
「山一証券も 潰れました。
あの時は、マイナス金利なんてなかったんですよ。
マイナス金利で
資本主義が成り立つわけがないじゃないかと」
明石
「なんか南極でパンツ一丁みたいな感じですよね」
岩上
「それ2年しかやらないって話だったのに、
いつまでやってるのって話ですよ」
ーーー
岩上
「官製相場なの?ってね」
明石
「海外投資家から見れば美味しい美味しいってなりますよね。」
岩上
「買い支えてくれるんだろう、やったー!
日本の金かすめ取れるぜってね」
明石
「ライオンの群れに豚がいるようなもんですよ」
岩上
「あははは!食いまくられてるんですよ」
明石
「無尽蔵に豚が出てくるみたいな感じですよね」
岩上
「長妻さんが、国家の危機じゃないかと聞いたら、
私が国家です、って言いましたからね!」
明石
「会話としても成り立っていないですよね。
国家の危機ですって言われて、私が国家ですって」
岩上
「お前が国家だから危ないんだろう!」
明石
「朕は国家なり。ルイ14世の現代語版を聞けるとは、
思わなかったです。」
ーーー
岩上
「リフレ派の教祖、クルーグマンが、
〈日本では今 急速な円安のマイナス面が表面化して
物価上昇しているが、賃金上昇が追いついていないため、
スタグフレーションに陥りつつある〜president 2014年12月〉
と言っている。
でも、クルーグマンさんて、さっさとデフレを終わらせろっていう
タイトルの邦訳の本を出してませんでした〜?
金融緩和をやれば良くなるんだ、何やってんだ、
とお叱りになってませんでした〜?
リフレ派に原理的な教祖のように扱われていたんじゃないですか?」
明石
「そうですね。
実質賃金については、実質賃金が下がった下がったと
平均値の議論にもっていくんですね。みんな。
物価を無視するんですよ。
実質賃金の話だから、物価との関係が一番重要なのに、
それには全く触れないんですね。
実質賃金が下がるのは大したことないんだって、
景気回復の段階ではよくある現象なんだみたいな、
超デタラメな事を言ってるんですよ。
クルーグマンは、そんな事は言ってないですね。」
岩上
「教祖は言ってない。」
明石
「言ってないんです。
要するに、賃金の上昇が、物価上昇を上回るような
そういう状況じゃないと、そりゃダメですよ、って言ってるんですね。
〈賃金上昇が追いついていないため、
スタグフレーションに陥りつつある〉ってそういう事ですから。
実質賃金が上がらないとダメですよ、と言っている。
そこは都合よく無視するんですよ。」
岩上
「なんなんですか?上潮派とか、リフレ派って?」
明石
「悪いところは無視する。無視できないと屁理屈をこねて、
やっぱり屁理屈だから、説得力もないわけですけど。
物価の急上昇っていう要素を無視しているのか、解っていないのか、
物価の急上昇を解っていても、
これは増税の影響です、以上。で終わらせちゃうんですね。
いやいや、円安! 増税もあるけど、円安!
私が円安!って強調すると、明石は増税の影響を無視しているとか
言いだすんですね。」
岩上
「いやいや!」
明石
「(そう)言ってるじゃないかよ、と。
ずっと、言ってるじゃんかよ、って言うんですけど。
リフレ派って、基本的に円安は善だと思い込んでいるんで、
無視するんですよ。
円安で物価が上がっていると言う事を。」
岩上
「イメージとしては、円安になれば輸出産業が好調になると。
その結果は、貿易黒字になって日本に還流されてくるんだ、と
言うような話なんでしょ。」
明石
「って言うんですけど、ぼくは実質賃金が落ちちゃうせいで
消費が滅茶苦茶 冷え込みますから、エンゲル係数がバカ上がりするし、
我々の生活は苦しくなるだけなんですよね。
増税されるのと同じですから。物価が上がっちゃうのは。
そこは無視するんですよね」
岩上
「あとちょっと疑問なのは、
たしかにインフレは進んでいるんです。
日銀の黒田さんのアベノミクスの目標っていうのは
物価の上昇流2%が目標だったと。
達成できなかったできなかったと6度くらい言って、繰り延べして、
ついに目標を掲げなくなった。
だけど、物価上昇、もう凄いことになってんじゃないの?
って話なんですよ。」
明石
「2012年と2018年を比較すると6.6%上がってますね。」
岩上
「6%上がっている!大変ですよね、庶民はね。
それなのに自分たちの目標達成していないというのって、
ここよくわからないんですけど。」
明石
「あれ、前年比なんですね。
あの人たちがやりたかったのは、毎年2%上げていくという事なんです。
開始から2%ではないです。
でも、6年間で毎年2%上がっていったら、
ザクッと12%以上上がっちゃいますから、
なに言ってんの?って話なんですけど。」
岩上
「途轍もない!実質賃金こんな状態だったら大変なんですけど!」
明石
「そうなんですよ。一年間で2%も物価が上がっちゃったら、
名目賃金は100%追いつかないんで、実質賃金が下がるだけなんです。
だから、毎年2%上げていきます、という日銀の物価目標というのは、
国民の皆さん、あなたたちの実質賃金を我々はガンガン下げていきます!
と言っているのと、全く同じなんですね!
でも、みんな解らないんですよ。
物価上昇が達成出来ない!出来ない!と強調するから。」
岩上
「物価が上がれば、売り上げも上がるし、巡り巡って賃金が上がる、
ってこういう風に思っているわけですよね。
トリクルダウンというんですけど。
高度成長期のイメージに重ね合わせてアジテーションされて、
安倍さんなんかに 3丁目の夕日じゃないけれど、
あの当時は確かに猛烈に物価も上がっていったけれど、
経済全体が大きくなり成長していって、
その物価上昇を上回る賃金上昇があったんですよ。」
明石
「賃金が先なんですね。
賃金が上がるから、物の値段も上げても物が売れるわけで。
順番が逆だった、っていう、
ただそれだけなんですよ。
アベノミクスの失敗って」
ーーー
岩上
「借金すれば、先延ばしにはなるんですけど、
利子がついて払わなきゃいけない。
でも、このレベルになっちゃうと、
そんなマトモな事言ってたら、
じゃあ、どうすんの?
緊縮やるんですか?増税やるんですか?選挙勝てるんですか?
っていう話になってくるんで。
こうなると、みんな正気を保っていられなくなったって
感じになってきますよね。どうしようもない。」
岩上
「しかし、やっぱり、痛い思いをしながら、
どうにか本当の破局を避けるべきだというのが、
まともな議論じゃないのかなと思うんですよね。」
明石
「私は、もうあきらめましたね。」
岩上
「あきらめましたか⁉️」
明石
「もう無理だな、と。
もう無理だなと思いました。」
明石
「超極端な増税と、緊縮をやらないと、維持できないんで、
今、ものすごい特大の債務ですけど、
未来の方が、比較にならないくらいかかるので。
今、こんな債務を背負っている場合じゃないんですよ」
岩上
「明石さんは、緊縮か、ハイパーインフレか、大増税…」
明石
「違います。❶増税と緊縮はセット ❷経済成長 ❸極端なインフレ
この3つしかないんで‼️」
岩上
「❷経済成長 なんて、あり得ないですよ❗️」
明石
「絶対、無理ですね。」
明石
「❶緊縮と増税 は、ホント、超極端にやらないと無理ですから。
そんなの国民が受け入れるわけないんで。
論理的に考えたら、3つ目❸しかなくなっちゃう。
岩上
「❸ハイパーインフレ しかないということ…」
明石
「そうですね。超極端にやろうと思ったら、
ホントに、GDPも無視、株価も無視、国民の悲鳴も無視、
ぐらいの勢いでやらないと維持できないので。
そんなこと(❶)、できる訳がないじゃないですか❗️」
岩上
「ハイパーインフレで、ガーーーってやって、3年くらい続いて、
一挙に、国民のもっている財産を富裕層も全部含めて根こそぎ収奪。
みたいな感じで、財産税をかけて。
もちろん、緊急勅令に匹敵する緊急事態条項を発令して、
〈国民!動くな❗️〉みたいな。〈退去もするな❗️〉とか。
〈資産の国外の移動、ダメ❗️〉とかね。
持っているものを(海外から)全部返せ❗️〉全部それにも課税とか。
いう状態でやって、
これまで富裕層がタックスヘイブンに持っていたもの全部含めて、
全部よこせ❗️ってやって…。
3年焼き払われた後は、医療で命を繋いでいる人達がみんな亡くなって。
旧ソ連では、透析やってた人は、1年でいなくなりましたから。
という状態になる訳ですよ。酷い話ですよ。」
明石
「おっしゃる通りで、その為にも、
死ぬほど痛い思いをするか、死ぬか、どっちか選びなさい。
って、言われているような、今、そういう状況なんですよね。
でも、皆さんは、選ばないと……。
死ぬほと痛い思いをすれば、死ななくてもいいかもしれない、
と言われても、信じないんですよ。…結局。」
明石
「だって、超極端な増税が必要になっちゃいますから。
だって、こんなに後回しにしてて、
もっと未来には、超特大の歳出が待ち構えている訳ですから。
すごく極端あ事をやらなきゃいけないんですけど、
誰も理解しないんで。これは。
だから、私は完全にあきらめているんです。」
岩上
「なるほど…。
しかもね …、けっこう近いうちに、
まあこれが最後だな。っていう日が来る可能性があるんですよ」
明石
「そうですよね。」
岩上
「何十年も先なら、ともかく…
これ、何十年も待ってられない事態なんで。」
明石
「本当 そうですね。
ホントに東京オリンピックの後が怖いですね」
岩上
「で、かつ、こういう経済の話と人口動態の話ってのは、
人口動態の方は確実ですから。
為替なんていうのは色んな要因で変わるかもしれないけど、
人口動態は確実なんで、
財政の未来というのは、ほぼ平時だったら確実なんで、
じゃあ平時じゃないんだったら、
〈有事作っちゃおう〉っていう話になるんじゃないかな。
という風に思わざる得ないんですよね。」
岩上
「破れかぶれで」
明石
「破れかぶれで」
明石
「まあそうですね。有事にしちゃえば、
ちょっと責任は、ぼやかされますからね。
有事だったから、しょうがないでしょ❗️みたいな感じで。」
岩上
「その時に、それを強行する
法的な武器をもってない訳ですよ。安倍政権は❗️あるいは国家は❗️
これは安倍政権だけじゃないですね。
官僚が腐敗しているっていう状態は、今もうほぼ解っちゃったんで、
弥縫策を、全部 官僚がやってるんじゃないのもしかして❗️
というくらいですよ。
だって、
人の連絡文書を偽造( 総務省が統計委員会 西村清彦委員長の言をでっち上げ)
したんですよ❗️」
明石
「今、穴が空いているんです。舟に。
その穴を、布かなんかで埋めている状態」
岩上
「それも、わずかな議員と、わずかな議員が気づくくらいで、
見て見ぬフリして、穴から水が出るのを加速するような報道を
全力をあげて、NHKなんかはやっている訳ですよ。
穴を開ける側だったりしますからね。あいつらね。」
明石
「そうですね、プスプス穴を開けてるんですね」
岩上
「今日も偽造❗️明日も偽造❗️で回しちゃってて、
破滅に向かって行ってるんですけど。
向かって行っているときに、
実際に戦争は起こらない、ドンパチじゃなくて、
戦闘なき敗戦がくる。
GDP比が、大戦末期と同じじゃないですか。
それはもう、破綻する。」
明石
「戦争で負けたのと同じ状態になりますね」
岩上
「その状態の時に、
ものすごく独裁的な敗戦処理をやらないといけない。
今の憲法の人権や財産権を守らなくてよい
緊急事態条項さえあれば、なんでもできてしまう」
明石
「そうですね」
岩上
「新円切り替え!」
明石
「…だから、
(改憲 緊急事態条項入り) 通っちゃう可能性ってのは、
そんな空気、私、感じてるんですよ❗️
このまま行くと、そこまで行くな❗️っていう。」
岩上
「行きますよ❗️衆参ダブルやっちゃうかもしれないですよ‼️」
明石
「ええ。」
岩上
「減税化もあるかもしれないっていう。
野党の一般的観測は、衆参ダブルがあるかもしれない…
くらいに言っているだけなんですね。
でも、《麻生と二階が会った》と報道で出てるんですけど、
色々な考えられる話の中に…
厳しい財政状況、統計不正もバレちゃった…だけど、
増税をやるって言うんだから、住宅などの駆け込み需要が来る…
来てガッと、上半期良くなりました…その後に、
〈増税はやめた❗️〉どころか〈減税にしよう❗️〉
…っていう話があるやもしれない。
そうすると、衆参ダブルで、夏に。
しかも、ギリギリまで増税をやるよ〜と、持ち上げといて、
それで、ドン❗️とやると。
ポピュリズムの論理から行けば、湧きますわね。」
明石
「ポピュリズムって、いちばん強いんですよね❗️
滅茶滅茶 強いんですよね。」
岩上
「しかも、これだけメディアを掌握した後には、強いです❗️
メディアもアカデミズムも徹底的に叩かれて脆弱化している時には、
すごく効くと思いませんか。」
明石
「効くでしょうね。
財政を無視すればするほど、選挙には勝ち易いですから❗️」
岩上
「でしょ!」
明石
「みんな地獄のような目に合いますけど」
岩上
「野党の一部が言っている、
〈減税せよ❗️〉〈消費税5%へ❗️〉っていうキャンペーンが、
逆利用されてしまう。
野党は権力がないから実行はできない。
与党は、〈我々は権力があるからできる、今ピンチだから下げましょう〉
…とダンと下げる。
それで自公で衆参2/3を取れちゃう。
さあ、それじゃあ改憲やりましょう!と。」
明石
「そうですね、丸パクリされちゃったら、
戦うところがなくなっちゃいますよね。
それで、安倍さんは、改憲の思い出だけ作れば良いんだから、
っていうか、改憲して緊急事態条項作ったら、
もう……」
岩上
「彼がそれを使うかどうかは別として、
彼はそこでお役御免になるかもしれないし、
執行するかもしれないけれど、
彼自身が絵を描いているわけでも何でもないわけで、
日本という国家の後始末と言いますかね…ここまで無茶やった。
戦争をするかもしれないし、
戦争する前に敗戦しちゃうかもしれないけれど、
どっちにしても戒厳令が必要だったように、
緊急事態条項を国家は必要とする、と。
国民の一人一人の破綻は構わない、と。
国民から吸い上げようと。…ということになりますよね。」
明石
「まあ、やるでしょうね。
何でもやるでしょう。
本当に、何でもやりますよ。
今、こういう話をしても、誰も信じてくれないですからね。」
岩上
「いや、明石さんの本が読まれて、
明石さんに目を付けて野党の議員が
国会に呼ぶっていうところまで来てるんですから。
『アベノミクスによろしく』のような正論が、
行き渡る人には行き渡って、
うちがやってる野党ヒアリングなんかも見る人は見て、
ツイッターなんかでもバーーーっと書いてくれてるし。」
明石
「私が、前提にしているのは、
一旦、破滅して、そのあと、どう立ち直れるか、
そこ重視すればいいんですよね。
そのためにこの本を書いているようなもんで。」
岩上
「その破滅の仕方にもよりますし、
その時、どのような権力がやるかにもよりますよね」
明石
「そこが ものすごく難しくて」
岩上
「戦争なんて、間違いなく敗戦しますからね、
この国家は。勝利するわけないじゃないですか。
また進駐軍によって国家改造されるっていう話ですよ。
やる時、今度は徹底的に民主化してもらわないとね」
明石
「自分たちの手でやりたい。
戦争とは違いますからね。
そこは自分たちの手で立て直すしかないわけですけど、
税制には滅茶滅茶 問題があったわけだし、
そこら辺は全部立て直していかないと。
悪い目は、全部直せるかどうかなんですけど、
…できるのかな?っていう」
岩上
「司法官僚も何とかしないと。
戦後、ここがパージされなかったのが凄く大きいですよ。
特高とかはパージされても、
裁判官とか手付かずだったわけですから。」
明石
「特に、刑事裁判はひどいですよ」
岩上
「そこが残っちゃったのが、
後々 反動の種になったわけじゃないですか。
その顧問みたいなのが、
日本会議の顧問になって行ったりするわけですから。
日本会議なんて全くこういう現実を直視しないし、
もう完全な妄想的なお花畑の世界で
狂った事を言ってる集団ですよね」
明石
「そうですね。おっしゃる通りです」