参議院本会議 森 ゆうこ趣旨説明
(2018/12/07参議院農林水産委員会 堂故 茂 委員長 解任決議案)
参院 農林水産委員会 質疑(2018/12/06/午後)
〜〜冒頭 略
「堂故委員長、昨日12月6日の委員会運営は、
いくらなんでも、いくらなんでも酷すぎました。
理事会で与党理事が、
「出席した民間企業に非公開と約束したので提出できない」
という説明をしていた漁業権の民間解放などを議論した
国家戦略特区ワーキンググループの議事録について、
委員会終盤になって水産庁長官が、
「検討中のガイドラインに関する内容を含むため
当時は非公開を希望したが、提出できる」と全く異なる説明をしたため、
委員会は紛糾し、
私の質問の途中にもかかわらず、委員長は暫時休憩を宣言され、
理事会が再開されました。
漁業権の民間解放についての議事録は、
70年ぶりの漁業法大改正案提出の経緯や
立法事実そのものを議論する前提となるものであり、
事前の資料提出を求めるのは当然のことであります。
出すべき資料を出さないのは審議の妨害、質問権の侵害です。
しかし、本当はすぐにでも出せる
(実際その議事録はその後30分も経たずに提出されました)
出すべき資料である国家戦略特区議事録の提出を待つこともなく、
委員会再開と質疑終局、
採決を求める与党側の一方的な要求に従った堂故委員長は、
野党理事の納得を得ることもなく委員会を再開してしまいました。
そして、驚いたことに、
田名部まさよ、紙智子両理事がまだ着席もしていないのに、
いきなり議事を進行して、質問者である私が入室に手間取っている間に、
吉川農林水産大臣を指名し答弁させてしまったのです。
明らかに議事整理に瑕疵があると言わざるを得ず、断じて容認することはできません。
「言論の府」において決して侵してならないのは、
議員の「質問権」であります。
私は、与野党双方の先輩議員たちから、
このことを事あるたびに厳しく教えられてまいりました。
なぜ、30分、資料の提出を待てなかったのでしょうか。
そう言えば、いつのまにか
理事会室に農林水産委員会に所属していない自民党の
国対委員と思われる3人の議員が入り込んでおり、
早く終わらせろと指示を出しているように見えました。
そして、外国人技能実習生実態調査の
プロジェクトチームリーダーを務めている法務大臣政務官が、
委員長から退出許可が出てもいないのに、
法務委員会に戻らせてくれと私に頼んできていました。
堂故委員長、まさか、
法務委員会で安倍総理の言う「ややこしい質問」を早く切り上げ、
入管法改正案の強行採決が出来るように、
法務大臣政務官を戻らせるべく、
焦って無理なことをしたのではないでしょうね。
私はこれまで幾度も強行採決などを経験してきましたが、
かつての自民党は、議事運営に瑕疵があると指摘されないように
細心の注意を払っており、
このようにあからさまに質問権を剥奪されたことは
私にとっては初めてのことで驚きと同時に、強い憤りを禁じ得ません。
〜〜略
「さらに漁業権を民間に解放するためのその議論は、
例の国家戦略特区のワーキンググループで議論をされていました。
加計学園の時と一緒ですねーー!」
「加計学園の問題、みなさん、まだ終わってませんよーー‼︎」
「最初っから、国家戦略特区の会議に実施事業者である
加計学園の関係者が出席をして、
実施事業予定者でなければ発言できない内容を発言していたという事は、
政府も認めています。
しかし、その議事録を、その議事録を、改竄して、改竄して、
私たちに真実を分からせないようにしている。」
「今だけ、金だけ、安倍総理のお友達だけ。
そのためには、民主主義のルールを壊す、
公文書の改竄、議事録の隠蔽、そういう事を平気でやって、
政治家が誰も責任を取らない。」
「自民党のみなさん、与党のみなさん、
そのような安倍政権、政治家に対してこそ、ルールを守れ!
そういうべきではないでしょうか。」
〜〜略
「民主主義のルールを守ってないのはどこの誰ですか!」
「外国人実習生の調査表誤報、
私は手で書き写すためにやっていましたよーー。
そしたら自民党の理事が来てなんて言ったんですか。
好きでやっているんだろうと。好きでやっているわけじゃありませよ
文書は改竄する、資料は出さない、
私も好き好んで厚労省の地下室に行って労働実態調査の個票を探しに行ったり、
近畿財務局に乗り込んだり、そんなことを好きでやっているんじゃないんですよ。
「我々は、議論の前提にさえ立っていない。
議論を始める前に、資料を出せ!改竄するな!
と申し上げたいと。」
森くん!発言を禁止します!
「あ、そうですか? まあまあ いい。
言論封殺には反対します。資料は出さない、資料は改竄する!」
森くん、森くん、発言を禁じます!やめて下さい!
「資料は出さない、資料は改竄する!
そして議論の前提にさえ立たせてもらえない。
質問してもきちんとした回答を行わない。」
森くん、やめなさい!
「それで何ですか自民党のみなさん!
(え?なんだって?禁止だって?)
それで自民党のみなさんに言いたいよ。
飼料農作物種子法や農協改革法や、今回の漁業法、入管法改正、
みんなねえ、みなさん本当は反対だと、酷い法案だと、反対だと、
言ってくるんですよ。言ってくるんですよ。
今回の漁業法だって、本当は反対だって言って来た人、いるでしょう?
だったら反対しなさいよー!
だったらこんなデタラメな法案出させるな!
今までの自由民主党なら今回の漁業法や入管法改正案なんていう
こんなデタラメな法案を自民党が出させませんでしたよ。
どうしちゃったんだ自民党!」
こんな酷い法案をキチンと議論させないで問答無用で採決し、
そして、みなさん知ってますよー!
地元に帰れば、実は私はこの法案は反対だったんです。
説明したひと、いるでしょう?
そういういい加減な事が、国民の生活を壊すんですよ!」
やめさせれ、ちゅうの。やめさせて連れてけちゅうの!
「どんな質問したってまともに答えないじゃないですか。
公文書改竄しても、麻生大臣が居座っているじゃないですか!」
森くん、降壇をしなさい!森くん!降壇をしなさい!
「ルールを破っているのは、安倍内閣だ!
ルールを守れというなら、安倍首相に言え!
なんで公文書改竄の責任を、自殺者も出ているのに、
麻生大臣は取らないんだ!」
はい、森くん、降壇をして下さい。
「おかしいでしょう!」
降りなさい!
「おかしいじゃないですか!」
「私の質問権が奪われたんですよーー!」
連れてけって。
「私の質問権が奪われたんですよ、きのう!
質問権を返して下さいよーー!」
降りよ、降りよ。
「質問時間を返して下さいよーーー!
質問時間を返して下さいよーーー!」