「自己責任」という言葉は、奇妙な言葉だ。
「危険が危ない」「馬から落馬」のような重語ではないか?
日本は、責任の取り方を知らない。
まともに戦争の責任を取らぬまま、
神から人間になった天皇。
戦勝国のスパイになり同時に国政を担った総理大臣。
現在の総理大臣を中心とする内閣の
国会に対して負う「連帯責任」すら
いささかも果たされていない。
この内閣の政治責任を国会は問えているのか❓
安田さんは、
「何が起こったのか可能な限り説明すること」が
自分の責任だと言っていた。
安田さんは、記者だ。
安田さんが、自分の責任を果たすとは、
「記者として 知り得た限りの情報を伝える」ということだろう。
1週間前まで シリアで40ヶ月も幽閉されていた人間が、
その責任を果たすために、眩いカメラのフラッシュの嵐を浴び、
報道陣の前で、苦痛の極致の追体験をするような話を
2時間40分も語り通した。
独房という環境の中でさえ、耳から入ってくる僅かな情報や、
研ぎ澄まされた感覚で知り得たことから、
可能な限りの分析をして、40ヶ月の拘留期間に知り得た事を
記者として伝えて下さった。
一切の自由を奪われた人間が、通常、できることではない。
驚くべき調査能力、分析力だと思う。
指一本の身動きも許さない拷問に抗議して行った
畳1畳の穴蔵のような独房の中で
微動だにしない体勢での20間のハンストは、想像を絶するが、
仏教の阿闍梨の断食、断水、不眠、不臥を9日間続ける四無行
以上のものだろう。
安田さんは、ご自身の言葉通り、
自分の身に起きたことは、十二分に引き受けて、
シリアで誰も乗り越えられないような困難を乗り越えて生還した。
解放に至る経緯でも、拘束犯に対し全身全霊をかけて交渉し、
「40ヶ月以内に返す」よう要求し、その言葉通りに解放された。
シリアのような紛争地に潜入して取材をするというのは、
リスクの高い非常に難しい仕事だが、
誰かがやらねばならない絶対に必要なこと。
自分自身の目や耳や口を要らないという人はいないだろう。
地球上に生きる誰もにとって、
そのリスクを負うジャーナリストは、
自分自身の目や耳や口のような大切な存在なのだ。
彼らの報道を通して私たちは世界を感じ取る。
例えば、シリアで起こっている政府による民間人の虐殺などの
人道危機を誰も伝える人がいなければ、
シリアという国自体が、閉ざされた巨大な屠殺場のようになってしまう。
実際、シリアは、極限の人道危機に陥っている。
そして、命辛々、国境を超え、世界に難民が押し寄せる。
日本でも、沖縄の高江や辺野古の反対運動に対する
全国から動員された機動隊の暴力を誰も伝えなければ、
シリアのようにならないとも限らないのだ。
仮に、あなたが住んでいる場所に災害など何らかの有事が起きて、
全てのインフラが止まり、
崩れかかった高層階のビルに閉じ込められて孤立したなら?
日本全体がブラックアウトし、政府が機能しなくなったら?
自分の存在を 我々の状況をだれかに知ってもらいたい、
助けてもらいたい と思うだろう。
紛争地の取材には、予測できない危険が付きもので、
危険に陥る可能性はゼロにはならないだろう。
私たちの社会は、彼らのチャレンジングな仕事に支えられているのだ。
安田さんに対して、
反省や謝罪を要求したりする烏滸がましい人々がいるが、
むしろ、「借り」がある者たちが、
まるで「貸し」を返せと 図々しくたかっているようなものだ。
彼らには、先鋭的な情報のインフラの恩恵に与っているという
自己認識がまるでない。
国民を守るのは、政府の責任である。
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動する。
前提とするのは、日本国民が誰も皆、
互いの命を尊ぶ意思があるということだ。
外務省は、身代金を支払わず邦人救出を行う責任を負ったが、
米国の配下にある日本の国防のインテリジェンスは貧弱で無に等しいので、
直接的に安田さんを救出できたわけではない。
その中でやれる事を可能な限りやってくれたという意味で、
安田さんは、自分の意思で、お詫びやお礼を述べられた。
安田さんも記者として、
非常に難しい紛争地取材を試み、
結果的に判断ミスから危険に陥り長期拘束されたが、
帰還して、貴重な情報を会見で伝えた。
政府の側は、早期の救出が叶わなかったことへのお詫びの言葉はないのか❓
生還を激励し、情報の提供に対して礼は述べのか❓
国民は、安田さんに反省や謝罪を要求するような
差し出がましいことをして墓穴を掘るのではなく、
政府のインテリジェンスの非力を改善するよう要求すべきだろう。
先ずは、戦争責任から逃れて米軍スパイになったあの男の
売国行為の密約…日米地位協定から見直さねばならない。
さて、安田さんの報告は、まだ完了していない。
シリア入りする前のトルコで
自由シリア軍から得た『イスラム国に関する重大な資料』が、
安田さんの手に握られている。
これから、どのような形で
それがリリースされるのか‼️
これは、大仕事だろう。
文書、写真に加え、映像も含まれるもので、
資料の中にはそのISの資金管理に関係するものもあり、
安田さんは、その資料から、
イスラム国は「テロリスト」というより、
国家と同等の規模だと分析している。
彼は、記者としての「責任」を遂行し、
これは世界的なスクープとなるだろう。
《安田純平さん記者会見全録》
**2018年11月03日(土)【安田純平 記者会見①】
日本マスコミの無反応の愚…安田の世界的スクープ❗️ISの極秘資料入手❗️
**2018年11月04日(日)【安田さん会見②】
IS極秘資料入手/ 取材の目的/ 国境越え方法/ 拘束組織と監禁場所/ 時系列
**2018年11月07日(水)【安田さん会見③ 質疑応答】
アハラシャムが救出に?/拘束犯は捕虜引き受けビジネスをしていた
「危険が危ない」「馬から落馬」のような重語ではないか?
日本は、責任の取り方を知らない。
まともに戦争の責任を取らぬまま、
神から人間になった天皇。
戦勝国のスパイになり同時に国政を担った総理大臣。
現在の総理大臣を中心とする内閣の
国会に対して負う「連帯責任」すら
いささかも果たされていない。
この内閣の政治責任を国会は問えているのか❓
安田さんは、
「何が起こったのか可能な限り説明すること」が
自分の責任だと言っていた。
安田さんは、記者だ。
安田さんが、自分の責任を果たすとは、
「記者として 知り得た限りの情報を伝える」ということだろう。
1週間前まで シリアで40ヶ月も幽閉されていた人間が、
その責任を果たすために、眩いカメラのフラッシュの嵐を浴び、
報道陣の前で、苦痛の極致の追体験をするような話を
2時間40分も語り通した。
独房という環境の中でさえ、耳から入ってくる僅かな情報や、
研ぎ澄まされた感覚で知り得たことから、
可能な限りの分析をして、40ヶ月の拘留期間に知り得た事を
記者として伝えて下さった。
一切の自由を奪われた人間が、通常、できることではない。
驚くべき調査能力、分析力だと思う。
指一本の身動きも許さない拷問に抗議して行った
畳1畳の穴蔵のような独房の中で
微動だにしない体勢での20間のハンストは、想像を絶するが、
仏教の阿闍梨の断食、断水、不眠、不臥を9日間続ける四無行
以上のものだろう。
安田さんは、ご自身の言葉通り、
自分の身に起きたことは、十二分に引き受けて、
シリアで誰も乗り越えられないような困難を乗り越えて生還した。
解放に至る経緯でも、拘束犯に対し全身全霊をかけて交渉し、
「40ヶ月以内に返す」よう要求し、その言葉通りに解放された。
シリアのような紛争地に潜入して取材をするというのは、
リスクの高い非常に難しい仕事だが、
誰かがやらねばならない絶対に必要なこと。
自分自身の目や耳や口を要らないという人はいないだろう。
地球上に生きる誰もにとって、
そのリスクを負うジャーナリストは、
自分自身の目や耳や口のような大切な存在なのだ。
彼らの報道を通して私たちは世界を感じ取る。
例えば、シリアで起こっている政府による民間人の虐殺などの
人道危機を誰も伝える人がいなければ、
シリアという国自体が、閉ざされた巨大な屠殺場のようになってしまう。
実際、シリアは、極限の人道危機に陥っている。
そして、命辛々、国境を超え、世界に難民が押し寄せる。
日本でも、沖縄の高江や辺野古の反対運動に対する
全国から動員された機動隊の暴力を誰も伝えなければ、
シリアのようにならないとも限らないのだ。
仮に、あなたが住んでいる場所に災害など何らかの有事が起きて、
全てのインフラが止まり、
崩れかかった高層階のビルに閉じ込められて孤立したなら?
日本全体がブラックアウトし、政府が機能しなくなったら?
自分の存在を 我々の状況をだれかに知ってもらいたい、
助けてもらいたい と思うだろう。
紛争地の取材には、予測できない危険が付きもので、
危険に陥る可能性はゼロにはならないだろう。
私たちの社会は、彼らのチャレンジングな仕事に支えられているのだ。
安田さんに対して、
反省や謝罪を要求したりする烏滸がましい人々がいるが、
むしろ、「借り」がある者たちが、
まるで「貸し」を返せと 図々しくたかっているようなものだ。
彼らには、先鋭的な情報のインフラの恩恵に与っているという
自己認識がまるでない。
国民を守るのは、政府の責任である。
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動する。
前提とするのは、日本国民が誰も皆、
互いの命を尊ぶ意思があるということだ。
外務省は、身代金を支払わず邦人救出を行う責任を負ったが、
米国の配下にある日本の国防のインテリジェンスは貧弱で無に等しいので、
直接的に安田さんを救出できたわけではない。
その中でやれる事を可能な限りやってくれたという意味で、
安田さんは、自分の意思で、お詫びやお礼を述べられた。
安田さんも記者として、
非常に難しい紛争地取材を試み、
結果的に判断ミスから危険に陥り長期拘束されたが、
帰還して、貴重な情報を会見で伝えた。
政府の側は、早期の救出が叶わなかったことへのお詫びの言葉はないのか❓
生還を激励し、情報の提供に対して礼は述べのか❓
国民は、安田さんに反省や謝罪を要求するような
差し出がましいことをして墓穴を掘るのではなく、
政府のインテリジェンスの非力を改善するよう要求すべきだろう。
先ずは、戦争責任から逃れて米軍スパイになったあの男の
売国行為の密約…日米地位協定から見直さねばならない。
さて、安田さんの報告は、まだ完了していない。
シリア入りする前のトルコで
自由シリア軍から得た『イスラム国に関する重大な資料』が、
安田さんの手に握られている。
これから、どのような形で
それがリリースされるのか‼️
これは、大仕事だろう。
文書、写真に加え、映像も含まれるもので、
資料の中にはそのISの資金管理に関係するものもあり、
安田さんは、その資料から、
イスラム国は「テロリスト」というより、
国家と同等の規模だと分析している。
彼は、記者としての「責任」を遂行し、
これは世界的なスクープとなるだろう。
《安田純平さん記者会見全録》
**2018年11月03日(土)【安田純平 記者会見①】
日本マスコミの無反応の愚…安田の世界的スクープ❗️ISの極秘資料入手❗️
**2018年11月04日(日)【安田さん会見②】
IS極秘資料入手/ 取材の目的/ 国境越え方法/ 拘束組織と監禁場所/ 時系列
**2018年11月07日(水)【安田さん会見③ 質疑応答】
アハラシャムが救出に?/拘束犯は捕虜引き受けビジネスをしていた